ゴルフ界において圧倒的な実績を誇るタイガー・ウッズ氏が、フロリダ州マーティン郡にて飲酒または薬物の影響下で自動車を運転した疑いで逮捕され、勾留されたことが明らかとなった。ジョン・ブデンシーク保安官によると、ウッズ氏はランドローバーを運転中、ピックアップトラック(小型トレーラーを牽引中)に接触し、その結果、車両は横転したという。
警察が現場に到着した際、ウッズ氏には酩酊状態の兆候が見受けられたとされ、同氏は飲酒運転、物損事故、ならびに法定検査拒否の容疑で起訴される見通しである。
捜査の結果、事故直前にウッズ氏が不安定な運転をしていたことが判明しており、午後2時前後、走行中のピックアップトラックを高速で追い越そうとしたものの、現場は狭い2車線道路で路肩に十分なスペースがなかった。そのため、追い越しの際にトレーラー後部に接触し、ランドローバーが横転したとされる。
なお、ウッズ氏は事故による負傷はなく、助手席側ドアから自力で脱出したという。
ブデンシーク保安官は、ウッズ氏が捜査に協力的であったものの、自身の不利にならないよう発言には慎重を期していたことを明らかにした。また、呼気検査の結果、血中アルコール濃度はゼロであったものの、尿検査を拒否したため、飲酒運転の容疑がかかることとなった。
ウッズ氏は事故後、拘置所に連行され、規定により少なくとも8時間の勾留が義務付けられた。保安官は、著名人であるウッズ氏に対して「優遇措置」が講じられる可能性を否定しつつも、本人の安全確保の観点から一般収容棟には収容しない方針を示した。
50歳のウッズ氏は、過去1年以内にアキレス腱断裂や腰の手術を経験しており、現在は競技復帰を目指している。来月開催予定のマスターズにおいて、27回目の出場を果たすのではないかという期待も高まっていた。
なお、この日フロリダ州マイアミに到着したトランプ大統領は、ウッズ氏を「親友」と呼び、事故を受けて本人の容体を案じる意向を表明した。トランプ氏は記者団に対し、「本当に気の毒に思う。彼は何らかの問題を抱えているが、詳細は知らない。彼は私の親友であり、素晴らしい人物だ」と述べ、それ以上のコメントは控えた。