ある村では、みんなでお金を集めて、毎年、代表が神社にお参りに行きました。ある年、嘉助という人が代表になりました。嘉助は、絹のふんどしをして、神社に出発しました。
神社のある町に着くと、嘉助は、ふんどしをみんなに見せようと思いました。着物を上げて、大きく歩きました。
神社に着くと、村のみんなが集めたお金をお賽銭箱に入れました。10文だけ入れるつもりでしたが、間違えて90文入れてしまいました。
嘉助は、弁当を食べようとしました。包んでいた風呂敷を開けると、奥さんの着物が入っていました。弁当ではなくて、自分の枕が入っていました。
嘉助は、急いで村に帰りました。家に入ると、寝ている奥さんを殴りました。すると、隣の家の奥さんでした。
嘉助は、自分の家に行って、奥さんを怒りました。すると、自分もふんどしをしていなかったことに気がつきました。嘉助は、町で恥ずかしい思いをしたことを思い出しました。
この話は、栃木県の古峯神社に伝わっています。