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夜語り

夜中にする物語。 夜ばなし。 夜話(ヤワ)。 「何をか後の~にせむ/和泉式部日記」

殯

「もがり(殯)」に同じ。 〔「もがり」に「仮」の意が含まれていることが忘れられて生じた語〕

のたりのたり

(副) ゆるやかにうねるさま。 のんびり動くさま。 「春の海ひねもす~かな/蕪村句集」

賭物

弓馬・双六(スゴロク)・連歌などの勝負事に賭(カ)ける品物。 かけもの。 「よき~はありぬべけれど, かるがるしくはえ渡すまじきを/源氏(宿木)」

よりも

(連語) 〔格助詞「より」に係助詞「も」の付いたもの〕 格助詞「より」のやや強意的用法。 (1)比較の規準を表す。 「だれ~君を愛す」「先日~売り上げが増えた」「色~香こそあはれと思ほゆれたが袖ふれし宿の梅ぞも/古今(春上)」 (2)動作の起点を表す。 「枝~あだに散りにし花なれば落ちても水の泡とこそなれ/古今(春下)」

寄(り)藻

波や風で浜辺に寄せられた藻。

子鹿物語

〔原題 The Yearling〕 小説。 アメリカの女性作家ローリングズ作。 1938年刊。 子鹿をめぐり大人にならなければならない少年の哀しみを鮮やかに描く。

片寄り

(1)一方にかたよること。 「栄養の~がひどい」 (2)〔物〕 偏光。 (3)(「かたよりに」の形で)ただ一方に寄って。 ひたすら。 「明日の夕(ヨイ)照らむ月夜は~に今夜(コヨイ)に寄りて/万葉 1072」

片撚り

左右どちらか一方向にだけ撚りをかけること。

偏り

(1)一方にかたよること。 「栄養の~がひどい」 (2)〔物〕 偏光。 (3)(「かたよりに」の形で)ただ一方に寄って。 ひたすら。 「明日の夕(ヨイ)照らむ月夜は~に今夜(コヨイ)に寄りて/万葉 1072」

片縒り

左右どちらか一方向にだけ撚りをかけること。

渡り者

(1)主人を替えてあちこちを転々とする者。 渡り奉公をする者。 (2)きまった仕事もなく, 土地から土地へ渡り歩く者。 流れ者。 (3)よその地から来て住みついた者。

廃り物

不用になったもの。 時代おくれではやらなくなったもの。 すたれもの。 「~の服」

渡り物

(1)先祖から代々伝えられた物。 「代々の~にて, 朱雀院のおなじ事に侍べきにこそ/大鏡(三条)」 (2)外国または遠くから運ばれて来た物。 特に, 舶来品。 「下着上着も~/浄瑠璃・博多小女郎(上)」 (3)祭礼のねりもの。 「今日に至るまで~の様子をも談合いたさぬ/狂言・鬮罪人」

殯

〔「喪(モ)上がり」の意という〕 「あらき」に同じ。 「五月, 河内の古市(フルイチ)に~す/日本書紀(欽明訓)」

虎落

(1)竹を筋かいに組み合わせて縄で縛った柵(サク)や垣根。 「牛若なのめに思し召し, ~の内へ尋ね入り/幸若・烏帽子折」 (2)枝のついた竹を立て並べ, 物を掛けて干すのに使うもの。 もがり竿。 「門の戸あくれば徳兵衛~の蔭に隠れしを/浄瑠璃・重井筒(上)」 〔中国で, 「虎落」は割竹を連ねて作った竹矢来の意。 その用字を当てたもので, 「もがり」の語源は未詳〕

強請

〔動詞「もがる」の連用形から〕 言いがかり。 かたり。 ゆすり。 「半七が目にはそなたを人売りと見た, ~と見た/浄瑠璃・長町女腹切(中)」

虎落

〔動詞「もがる」の連用形から〕 言いがかり。 かたり。 ゆすり。 「半七が目にはそなたを人売りと見た, ~と見た/浄瑠璃・長町女腹切(中)」

便り

〔「頼り」と同源〕 (消息などを)知らせてくること。 また, そのもの。 音信。 手紙。 「お~本当にありがとうございます」「その後なんの~もない」「風の~」

頼り

〔動詞「頼る」の連用形から〕 (1)たのみとする物や人。 「夫を~にする」「地図一枚だけを~に山を登る」 (2)てづる。 つて。 縁故。 「~を求めて就職する」 (3)手がかり。 きっかけ。 契機。 「真成(マコト)の小説稗史となるべき道をひらかん~となるべし/小説神髄(逍遥)」 (4)手段。 方便。 「あふべき~もなければ/浮世草子・五人女 4」 (5)便利。 便宜。 「~よき小嶋に姫宮を預け置/浄瑠璃・国性爺合戦」 (6)都合のよい時。 ついで。 幸便。 「をとこなま宮づかへしければ, それを~にて/伊勢 87」 (7)つながり。 関連。 「簀子・透垣の~をかしく/徒然 10」