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婆娑羅

〔「ばしゃら」「ばしゃれ」とも〕 華美な衣装などで飾り立てたり, ぜいたくの限りをつくしたりして, この世を謳歌すること。 鎌倉幕府の滅亡後流行した風潮。 「道誉が一族若党共, 例の~に風流を尽して/太平記21」

然らば

〔動詞「然(サ)り」の未然形に助詞「ば」が付いたもの〕 ※一※ (接続) (1)それならば。 それでは。 「~これまでと観念する」「~ゆるしてよとて, ゆるされにけり/宇治拾遺 4」 (2)(下に打ち消しの語を伴って)それなのに。 ところが。 「法師どもに具しておはしけるが, ~急ぎも歩み給はで/平家 8」 ※二※ (感) 人と別れる時の挨拶(アイサツ)の言葉。 さようなら。 「いまこそわかれめ, いざ~」 → おさらば

ばらばら

※一※ (副) (「と」を伴っても用いる) (1)比較的大きな粒状の物が続けざまに落ちるさま。 また, その時に出る音を表す語。 「夕立が~(と)降り出す」「米粒が~(と)こぼれる」「敵弾が~(と)飛んで来る」 (2)人などがいっせいに, あるいは, 次々とまとまりなく動くさま。 「数人の男が~(と)飛び出して来た」 ※二※ (形動) まとまりがなく別々になっているさま。 「兄弟が~に生活する」「みんなの気持ちが~だ」「てんでん~」

先腹

(1)先妻の子。 (2)主君の死に先立って切腹すること。 ⇔ 追い腹 「~切る」

おさらば

※一※ (名) 別れること。 縁を切ること。 「高校生活とも~だ」「ロンドンに~する」 ※二※ (感) 別れるときの挨拶(アイサツ)の語「さらば」を丁寧にいう語。 「いざ, ~」

ばさばさ

※一※ (副) (1)乾いた物などが触れ合ったりして発する音を表す語。 「竹の葉が~(と)音を立てる」「鳥が~とはばたく」 (2)水分や油分が少ないさま。 「~した髪」 (3)物を思い切りよく切り落とすさま。 ばっさばっさ。 「予算を~(と)削る」 ※二※ (形動) {※一※(2)}に同じ。 「髪が~だ」

さばさば

(副) (1)面倒なことや嫌なことなどと縁が切れて, さっぱりした気分であるさま。 すっきり。 「断って~した」 (2)性質などがさっぱりしているさま。 物にこだわらぬさま。 「~(と)した態度」「~(と)した人」

薔薇

〔「ばら(荊棘)」と同源〕 バラ科の低木。 観賞用に栽培される。 高さ1~3メートルに達し, とげがあり, 時につる性となる。 葉は奇数羽状複葉。 花は重弁, 時に五弁。 ヨーロッパ・中国・日本産の野生種を交配改良したもので, 多くの系統がある。 しょうび。 そうび。 ﹝季﹞夏。

騾馬

雌ウマと雄ロバとの一代雑種。 ふつう繁殖力はないが, ロバより大きく粗食に耐え, 体質は強健でおとなしい。 南ヨーロッパ・西アジア・アフリカの一部などで使役用とされる。 → 駃騠

らば

(連語) 〔完了の助動詞「り」の未然形に接続助詞「ば」の付いたもの〕 …ているならば。 …てあるならば。 「天の川橋渡せ~その上(ヘ)ゆもい渡らさむを秋にあらずとも/万葉 4126」「まさきのかづら, 長く伝はり, 鳥の跡, 久しくとどまれ~, 歌のさまを知り, 事の心を得たらむ人は/古今(仮名序)」

肋

「肋肉(バラニク)」の略。

輩

人を表す語に付いて, 二人以上同類がいることを示す。 ふぜい。 たち。 ども。 ら。 「役人~」「色を好む嫖客(タワレオ)~は/当世書生気質(逍遥)」 〔現在は相手を見下した場合に用いられる〕

散

(1)本来ひとまとまりや組になっている物を, ばらばらに分けたもの。 また, そのような状態。 「~にして売る」「~で売る」 (2)「散銭(バラセン)」の略。 「巾着より~ざらりと出して/露小袖(乙羽)」

荊棘

〔「うばら(茨)」の転〕 とげのある低木の総称。 いばら。

桜花

※一※ (名) 桜の花。 おうか。 ※二※ (枕詞) 桜の花のように美しく栄えている意で, 「栄え少女(オトメ)」にかかる。 「つつじ花にほえ娘子(オトメ)~栄え娘子/万葉 3305」

更更

(1)(下に打ち消しの語を伴って)少しも。 一向に。 決して。 「そんな気は~ない」 (2)いまさらに。 あらためて。 ますます。 いちだんと。 「我や~恋にあひにける/万葉 1927」

さらさら

(副) (1)物が軽く触れ合ってかすかに立てる音を表す語。 「~と衣(キヌ)擦れの音がする」 (2)水などが浅い所をよどみなく流れるさま。 「小川が~(と)流れる」 (3)茶漬けなどを軽やかに食べるさま。 「お茶漬けを~(と)食べる」 (4)物事がつかえずにはかどるさま。 すらすら。 「巻き紙に~(と)書く」 (5)物に粘り気や湿り気がないさま。 さっぱりとしているさま。 「~(と)した砂」

鯖

スズキ目サバ科のうち, サバ類の海魚の総称。 全長40~50センチメートルほど。 体は紡錘形で, やや側扁する。 体色は背面が青緑色で, 腹面は銀白色。 熱帯・温帯の沿岸に分布し, 日本近海では一般にマサバとゴマサバの二種をさす。 沖縄県以南に体高がやや高くて側扁する近縁種のグルクマがいる。 食用。 ﹝季﹞夏。 <i>~の生(イ)き腐(グサ)れ</i> サバはいたみ方が非常に早いということ。 サバの肉にはヒスチジンが多く, これが漁獲後短時間のうちに酵素分解してヒスタミンに変化し, アレルギー性の人に蕁麻疹(ジンマシン)などの反応を起こさせる。 <i>~を読・む</i> 〔サバはいたみやすいので, 数えるとき急いで飛ばして数えて実数をごまかすことが多いからという〕 自分の利益になるように, 数をごまかす。

娑婆

「しゃば(娑婆)」に同じ。 「~の外の岸にいたりて/源氏(若菜上)」

ちらばら

※一※ (副) ちらばっているさま。 まばらにあるさま。 「僅に人家の~して居る高い青い岡の/ふらんす物語(荷風)」 ※二※ (形動) {※一※}に同じ。 「道傍の雑木林や~に立つて居る茅葺(カヤブキ)の屋根などは/夢の女(荷風)」