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中年期以降の運動習慣が認知症予防に及ぼす影響

Détails de l'Article

  1. Pratique de Lecture
  2. Détails de l'Article

中年期ちゅうねんき以降いこうの運動うんどう習慣しゅうかんが認知症にんちしょう予防よぼうに及およぼす影響えいきょう

N2
05/12/20252484
中年期以降の運動習慣が認知症予防に及ぼす影響
0:00

これまで、若年期じゃくねんきからの運動うんどう習慣しゅうかんが脳機能のうきのうの低下ていか予防よぼうに寄与きよするという見解けんかいが広ひろく支持しじされてきたものの、近年きんねん発表はっぴょうされた新あらたな研究結果けんきゅうけっかによれば、45歳さいを過すぎてから運動うんどうを始はじめた場合ばあいであっても、認知症にんちしょうリスクの低減ていげんに効果こうかが認みとめられることが明あきらかとなった。
米国べいこく医学誌いがくし「JAMAネットワーク・オープン」に掲載けいさいされた調査ちょうさによると、中年期ちゅうねんき(45〜64歳さい)および高齢期こうれいき(65〜88歳さい)において最もっとも高たかいレベルの身体活動しんたいかつどうを維持いじしていた被験者ひけんしゃは、それぞれ認知症にんちしょう発症はっしょうリスクが41%および45%低下ていかしていたという。ハーバード大学だいがく医学部いがくぶの神経学しんけいがく講師こうしであり、マサチューセッツ総合病院そうごうびょういんブレインケアラボ主任研究者しゅにんけんきゅうしゃのサンジュラ・シン博士はくしは「本研究ほんけんきゅうは、従来じゅうらいの『運動うんどうは脳のうに有益ゆうえきである』という議論ぎろんから、『運動うんどうが脳のうの健康けんこうに最もっとも影響えいきょうを及およぼす時期じきが存在そんざいする可能性かのうせい』へと議論ぎろんを転換てんかんさせるものだ」と指摘してきしている。ただし、シン博士はくしは本研究ほんけんきゅうには直接ちょくせつ関与かんよしていない。
世界せかいの認知症にんちしょう患者数かんじゃすうは推計すいけいで5700万人まんにんに上のぼり、2050年ねんまでにはその数かずが約やく3倍ばいに増加ぞうかすると予想よそうされている。今回こんかいの論文ろんぶん主筆者しゅひっしゃであるボストン大学だいがく公衆衛生大学院こうしゅうえいせいだいがくいん疫学部えきがくぶのフィリップ・ファン助教じょきょうは、「身体活動しんたいかつどうが認知症にんちしょうリスクに与あたえる影響えいきょうが成人期せいじんきを通とおじて変化へんかするのか、それとも一定いっていなのかを明あきらかにしたかった」と述のべている。
一方いっぽうで、ファン助教じょきょうによれば、今回こんかいの研究けんきゅうでは運動量うんどうりょうの測定方法そくていほうほうに限界げんかいがあり、具体的ぐたいてきな運動量うんどうりょうを提案ていあんできないという欠点けってんがある。今回こんかいの指標しひょうは、睡眠すいみんや座位行動ざいこうどう、軽度けいどから重度じゅうどまでの活動時間かつどうじかんを複合的ふくごうてきに評価ひょうかしたものである。
なお、2022年ねんの研究けんきゅうでは、1日にちあたり3800歩ほの歩行ほこうで認知症にんちしょうリスクが25%低減ていげんし、歩数ほすうが増ふえるほど効果こうかが高たかまることが示しめされている。また、自動車じどうしゃやバス、鉄道てつどうなどの代かわりに自転車じてんしゃを利用りようする人ひとは、認知症にんちしょうリスクが19%、アルツハイマー病びょうリスクが22%低下ていかするとの報告ほうこくもある。ファン助教じょきょうは「身体活動しんたいかつどうが心臓しんぞうや気分きぶん、ストレス等にも有益ゆうえきであることは既すでに知しられており、より活動的かつどうてきになる理由りゆうは他ほかにも多おおく存在そんざいする」と強調きょうちょうする。
世界保健機関せかいほけんきかん(WHO)は、成人せいじんに対たいし週しゅう150〜300分ふんの中強度ちゅうきょうど、または75〜150分ふんの高強度こうきょうど有酸素運動ゆうさんそうんどうを推奨すいしょうしている。シン博士はくしは「150分ふんの早歩はやあるき」「75分ふんのランニングやサイクリング」「週しゅう数回すうかいの筋力きんりょくトレーニング」などを例示れいじする。運動初心者うんどうしょしんしゃは短時間たんじかん・低強度ていきょうどから開始かいしし、徐々じょじょに強度きょうどを高たかめていくことが望のぞましいと、バプテスト・ヘルス・サウスフロリダ、マーカス神経科学研究所しんけいかがくけんきゅうじょのラファエル・ウォルド博士はくしは助言じょげんしている。無理むりな運動うんどうは整形外科的せいけいげかてきなけがにつながり、逆ぎゃくに運動能力うんどうのうりょくを損そこなうことにもなりかねない。
ウォルド博士はくしはさらに、仕事前しごとまえに20分間ふんかん歩あるく、昼食時ちゅうしょくじに短時間たんじかんの運動休憩うんどうきゅうけいを取とるなど、日常生活にちじょうせいかつに取とり入いれやすい習慣しゅうかんづくりの重要性じゅうようせいを指摘してきしている。
今回こんかいの研究けんきゅうは、若年成人じゃくねんせいじん(26〜44歳さい)1526人にん、中年ちゅうねん約やく2000人にん、高齢者こうれいしゃ約やく900人にんを対象たいしょうとした追跡調査ついせきちょうさに基もとづいている。著者ちょしゃによれば、若年成人じゃくねんせいじんにおける身体活動しんたいかつどうレベルと認知症にんちしょうリスクの関連かんれんは認みとめられなかったが、高齢者こうれいしゃでアルツハイマー病びょうの遺伝的いでんてきリスク因子いんしであるAPOE ε4遺伝子いでんしを持もつ者ものにおいても、身体活動しんたいかつどうレベルが高たかい場合ばあいには認知症にんちしょうリスクが66%低下ていかしていた。
一方いっぽうで、活動的かつどうてきな人々ひとびとは他ほかの健康的けんこうてきな生活習慣せいかつしゅうかんも実践じっせんしている可能性かのうせいが高たかく、基本的きほんてきな健康状態けんこうじょうたいが良好りょうこうである場合ばあいや、研究者けんきゅうしゃが把握はあくしきれなかった要素ようそが存在そんざいする可能性かのうせいも否定ひていできない。さらに、参加者さんかしゃ自身じしんによる運動量うんどうりょうの自己申告じこしんこくには誤差ごさが生しょうじやすく、今後こんごはウェアラブルデバイスを活用かつようした客観的きゃっかんてきな測定そくていが求もとめられるだろう。
専門家せんもんかによれば、中年期ちゅうねんきおよび高齢期こうれいきが脳のうの健康維持けんこういじにとって特とくに重要じゅうようである理由りゆうは、血管系けっかんけいリスク要因よういん――高血圧こうけつあつ、2型がた糖尿病とうにょうびょう、甲状腺疾患こうじょうせんしっかん、高コレステロールこうこれすてろーるなど――がこの時期じきに顕在化けんざいかしやすいことにある。ウォルド博士はくしは「この時期じきの運動うんどうが認知症にんちしょうリスク低減ていげんに大おおきな効果こうかを持もつのは当然とうぜんである」と述のべている。
健康習慣けんこうしゅうかんや認知症にんちしょうの他ほかのリスク要因よういんを見直みなおしたい場合ばあいには、バランスを保たもちつつ、関連かんれんする全すべての要素ようそについて医師いしと相談そうだんすることが不可欠ふかけつであると専門家せんもんかは助言じょげんしている。

Source: CNN
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N517%
N410%
N343%
N28%
N121%

Vocabulaire (38)

寄与きよN3
貢献、献身Nom / Verbe
見解けんかいN3
Point de vue, opinionNom
認知症にんちしょうN3
AmnésieNom
低減ていげんN3
DiminutionNom/Verbe
被験者ひけんしゃN2
Test participantNom
発症はっしょうN2
Onset of illness, onset of symptomsNom / Verbe
神経学しんけいがくN2
NeurologyNom
主任しゅにんN2
Manager, SupervisorNom
従来じゅうらいN2
Jusqu'à présentNom
有益ゆうえきN2
Useful and helpfulAdjectif
転換てんかんN3
Conversion, modificationNom / Verbe
推計すいけいN2
Estimation, predictionNom / Verbe
主筆者しゅひっしゃN2
Main authorNom
公衆衛生こうしゅうえいせい
Santé publiqueNom
疫学えきがくN2
EpidemiologyNom
助教じょきょうN2
Teaching AssistantNom
測定そくていN2
MesureNom / Verbe
複合的ふくごうてきN2
Composite, comprehensiveAdjectif
歩数ほすうN2
StepsNom
推奨すいしょうN2
Recommendation, suggestionNom/Verbe
有酸素運動ゆうさんそううんどうN2
Aerobics exerciseNom
例示れいじN2
For example, illustrationNom / Verbe
筋力トレーニングきんりょくトレーニングN2
Entraînement musculaireNom
初心者しょしんしゃN2
DébutantNom
整形外科せいけいげかN2
Orthopedic SurgeryNom
損そこなうN2
Harm, injureVerbe
昼食時ちゅうしょくじN2
Lunch timeNom
追跡調査ついせきちょうさN2
Investigation TrackingNom
遺伝子いでんしN2
créerNom
自己申告じこしんこくN2
Déclaration personnelleNom
誤差ごさN2
Error, mistakeNom
ウェアラブルデバイスN2
Wearable deviceNom
血管系けっかんけいN2
Vascular systemNom
高血圧こうけつあつN2
HypertensionNom
糖尿病とうにょうびょうN2
DiabèteNom
甲状腺こうじょうせんN2
ThyroidNom
高コレステロールこうコレステロールN2
High cholesterolNom
顕在化けんざいかN2
apparaître clairement, se manifester clairementNom / Verbe

Grammaire (5)

Verbe en forme た + もののN2
Exprime l’idée « bien que... mais... », les deux propositions sont opposées en sens ; souvent utilisé dans l’écrit, de façon formelle.これまで、若年期からの運動習慣が脳機能の低下予防に寄与するという見解が広く支持されてきたものの、近年発表された新たな研究結果によれば、45歳を過ぎてから運動を始めた場合であっても、認知症リスクの低減に効果が認められることが明らかとなった。
Nom + においてN2
Exprimer le lieu, le moment ou le domaine où un événement se produit ; formel, utilisé dans l'écrit.中年期(45〜64歳)および高齢期(65〜88歳)において最も高いレベルの身体活動を維持していた被験者は、それぞれ認知症発症リスクが41%および45%低下していたという。
Nom + によればN2
Exprimer la source d'information ou la base sur laquelle le locuteur s'appuie ; souvent utilisé lorsqu'on cite un avis ou une nouvelle.ファン助教によれば、今回の研究では運動量の測定方法に限界があり、具体的な運動量を提案できないという欠点がある。
Verbe à la forme en た + ところでN2
Exprimer l’idée « même si... alors aussi... » (le résultat ne change pas / c’est inutile) ; souvent utilisé dans la langue écrite.著者によれば、若年成人における身体活動レベルと認知症リスクの関連は認められなかったが、高齢者でアルツハイマー病の遺伝的リスク因子であるAPOE ε4遺伝子を持つ者においても、身体活動レベルが高い場合には認知症リスクが66%低下していた。
Nom + によってN2
Exprimer la cause, la raison, la méthode ou la base ; très courant dans l'écrit, le journalisme.世界の認知症患者数は推計で5700万人に上り、2050年までにはその数が約3倍に増加すると予想されている。

Question

最近さいきんの研究けんきゅうによると、45歳さいを過すぎてから運動うんどうを始はじめた場合ばあい、どのような効果こうかがあるとされていますか。

1/5
A認知症リスクの低減に効果がある
B運動能力が必ず向上する
C若年期より効果が低い
D体重が必ず減る

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