東京の水道橋にある「庭のホテル東京」では、お客さんが忘れていったスーツケースを新しい方法で使っています。ホテルには毎月3~4個のスーツケースが残されます。多くは外国から来た観光客のものです。今までは、しばらく保管したあと、捨てるしかありませんでした。しかし、捨てるのにはお金がかかります。
そこでホテルは、スーツケースを屋上の畑で植木鉢として使うことにしました。スーツケースは丈夫で、水もよく保ちます。キャスターがついているので、動かすのも簡単です。ホテルの人たちは、スーツケースの中の布を取り外し、底に穴を開けて、石と土を入れて使います。
今、屋上の畑では約30種類の野菜や果物、ハーブが育てられています。これらはホテルのレストランで使われています。スタッフが自分たちで育てた野菜を料理に使うことを大切にしています。
また、ホテルではコーヒーや蜂も育てています。屋上でとれた蜂蜜は、瓶に入れて売ったり、ビールに使ったりしています。このように、忘れられたスーツケースが新しい形で役に立っています。