저작권은 eUp Technology JSC에 있습니다
Copyright@2025
저작권은 eUp Technology JSC에 있습니다
Copyright@2025

ウクライナ情勢をめぐり、アメリカのトランプ大統領とロシアのプーチン大統領が日本時間の20日未明にかけて電話会談を行いました。プーチン大統領は「将来的な平和条約に関して覚書をまとめる用意がある」と述べたものの即時停戦に応じる考えは示しませんでした。
記事後半では今回の電話会談について、両国を担当する記者の解説でお伝えしています。
ロシア大統領府によりますと、アメリカのトランプ大統領とプーチン大統領の電話会談は19日、日本時間の20日未明にかけて2時間以上にわたって行われ、プーチン大統領は会談後、記者団に対して「全体として非常に有意義だった」と強調しました。
また、プーチン大統領は「ロシアが将来的な平和条約に関してウクライナと協力して覚書をまとめる用意がある」と表明しました。
ただ「覚書には、たとえば一定期間、停戦する可能性があることが盛り込まれるだろう」と述べ、覚書の作成が優先されるとして即時停戦に応じる考えは示さなかった上に「最も重要なのは、この危機の根本的な原因を排除することだ」と従来の主張を繰り返しました。
一方、トランプ大統領は19日、SNSへの投稿で「会談はとてもうまくいった」とした上で「ロシアとウクライナは、停戦、そして、より重要な戦争の終結に向けてただちに交渉を開始する。そのための条件は、両国間で交渉されることになるだろう」として、交渉に向けてはロシアとウクライナが話し合うべきだと強調しました。
今回の電話会談では、停戦をめぐって、どのような協議が行われるかが焦点でしたが、大きな進展は見られなかったほか、両大統領の対面での首脳会談についても双方から発表はありませんでした。
プーチン大統領は、トランプ大統領との電話会談のあと記者団に対し「会談は2時間以上にわたって行われた。全体として非常に有益だった」と強調しました。
会談では、ロシアとウクライナが16日にトルコで開催した直接協議へのアメリカの支援に謝意を伝えたとしています。
また、会談の中で、トランプ大統領から、停戦についての立場が表明されたのに対し、プーチン大統領は、ロシアは、ウクライナ危機の平和的解決に賛成していると言及したということです。
そして「ロシアが将来的な平和条約に関してウクライナと協力して覚書をまとめる用意がある。覚書には、たとえば解決の原則や平和の合意に向けた予定表、関連する合意に達すれば一定期間、停戦する可能性があることが盛り込まれるだろう」と述べ、覚書の作成などが優先で即時停戦に応じる考えがないことを示しました。
さらにプーチン大統領は「ロシアの立場は明確だ。われわれにとって最も重要なのは、この危機の根本的な原因を取りのぞくことだ」と述べ、従来の主張を繰り返しました。
トランプ大統領は、19日、SNSへの投稿で、プーチン大統領との電話会談は2時間にわたったとした上で「会談はとてもうまくいった。その雰囲気や精神はすばらしかった」と評価しました。
その上で「ロシアとウクライナは、停戦、そして、より重要な戦争の終結に向けて、ただちに交渉を開始する。そのための条件は、両国間で交渉されることになるだろう。というのも交渉の詳細は、彼ら以外にはだれもわからないからだ」として、交渉に向けてはロシアとウクライナが話し合うべきだと強調しました。
また、トランプ大統領は、プーチン大統領との電話会談の内容についてウクライナのゼレンスキー大統領や、EU=ヨーロッパ連合のフォンデアライエン委員長、フランスのマクロン大統領などに電話で伝えたとしています。
そして最後に「ローマ教皇を代表とするバチカンが交渉の場を設けることに関心があると表明している。プロセスを始めよう」と投稿しました。
また、トランプ大統領は19日、ホワイトハウスでプーチン大統領との電話会談について言及し「2時間半にわたって話をした。一定の進展があったと思う。現地の状況は悲惨だ。だから、何らかの成果につながることを願う」と述べました。
その上で「ヨーロッパの国々の首脳とも話をして、まとめられるように努力している」と述べ、各国の協力を得てロシアとウクライナの停戦協議を前進させたいという考えを示しました。
さらに、ロシアとウクライナの停戦に向けた協議をめぐり「ローマ教皇を代表とするバチカンが交渉の場を提供することに関心があると表明している」とSNSに投稿したことに関連して、記者団から「アメリカは仲介役から退くということか」と質問されたのに対し、「ノー」と述べて否定しました。
そして「バチカンで会談を行うことは、すばらしいことだと思う。深い憎しみや怒りが存在しているので、少しは助けになるのではないか」と述べました。
バチカンでは、19日、アメリカのバンス副大統領とルビオ国務長官が、新しいローマ教皇に選出されたレオ14世とウクライナなどをめぐり会談していました。
トランプ大統領は、記者団から「仲介役から退くことを判断する明確なラインは念頭にあるのか」と質問されたのに対しては「確実に私の頭の中にはある。これは私の戦争ではない。明確な線引きはしているが、それがどこかは言いたくない。言えば交渉をさらに難しくするからだ」と答え、ロシア側が停戦に応じなければ、いつまでも仲介役を続けるつもりはないことを示唆しました。
ロシアに対して現時点で新たな制裁を科すことについては「状況を悪くするかもしれない」として、慎重な姿勢を示したものの、今後の可能性については排除しませんでした。
ウクライナのゼレンスキー大統領は19日、首都キーウで記者会見を開き、アメリカのトランプ大統領が言及した、停戦に向けたロシアとの交渉の開始について「ロシアからの提案を受けてはじめて私たちの考えをまとめることができる」と述べ、まずはロシア側の提案を待つとしています。
会見の中で、ゼレンスキー大統領は、トランプ大統領とプーチン大統領の電話会談の前後にあわせて2回、トランプ大統領と電話で会談したことを明らかにしました。
最初の電話会談では、ウクライナにとって停戦が最も重要だと伝えたほか、ウクライナに関する決定をウクライナ抜きで下さないよう要請したとしています。
そして、2回目の電話会談では「ロシア側の考えがウクライナにとって支持できない場合は、トランプ大統領と話し合う機会を持ちたいと頼んだ」と述べ、ロシアが非現実的な要求をした場合は、停戦を求めていない証拠だとして制裁の強化に向けてトランプ大統領と協議したい意向を伝えたということです。
その上で、ゼレンスキー大統領は「アメリカ、ウクライナ、ロシア、そしてイギリスやヨーロッパ各国と高いレベルで会合することを望んでいる」とも述べ、トルコ、バチカン、スイスのいずれかで関係国による会談を近く行いたいという意向を示しました。
今回の電話会談について、モスクワ支局とワシントン支局の記者による解説です。(※動画はデータ放送ではご覧になれません)
プーチン大統領は、「平和条約」とか「覚書」という表現は使ったものの即時に停戦に応じる考えは示しませんでした。アメリカなどが求める30日間の停戦に応じるかが焦点でしたがプーチン大統領の発言からは従来の主張が際だった印象です。
一方でロシアの外交筋の間では「国防省の実務担当者などを加えた交渉団が結成されるだろう」として、トランプ大統領との電話会談を受けてウクライナと新たな交渉の準備が始まるという見方も出ています。
ただ、ロシアとしては戦況で優位に立っている以上いま停戦に応じる必要性は高くないとみられます。ロシア側の原則的な立場は「戦争と交渉は同時に行われる」というものです。
今後もウクライナ側への攻撃を続けながらロシアにとって有利な交渉環境を整えるため、アメリカなどとの駆け引きを続けるものとみられます。
トランプ大統領は、SNSへの投稿で今回の会談について「すばらしい雰囲気だった」と振り返り、前向きな進展があったと印象づけようとした形でした。
会談の直後には、ウクライナのゼレンスキー大統領やフランスのマクロン大統領など6人の首脳らと電話で話したと明かし、仲介役としてのみずからの存在感も強調しました。
一方、投稿では「ロシアとウクライナ以外、交渉の詳細は誰もわからない」ともしていて、当事国どうしに交渉をゆだねるような、突き放した言い方もしています。さらに「バチカンが交渉の場を提供することに関心がある」ともしていて、アメリカメディアの中には「トランプ大統領は仲介役から身を引いている」と伝えているところもあります。
今後のロシアとウクライナによる協議の行方しだいでは、トランプ政権が仲介を打ち切る可能性も捨てきれず、どのように関与していくのかも焦点になりそうです。
(関連)。
アメリカのトランプ大統領は、19日、ホワイトハウスで記者団の取材に応じました。
このなかで、