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ストレスホルモン「コルチゾール」
ストレスホルモン「コルチゾール」

日々ひび多忙たぼうな日常にちじょうを過すごしている人々ひとびとの間あいだで、ストレスはかつてない問題もんだいとなっている。

ストレスの多おおい現代社会げんだいしゃかいでは、スマートフォンやネット環境かんきょうによって常つねに刺激しげきや情報じょうほうに晒さらされており、脳のうは小ちいさな出来事できごとから不安材料ふあんざいりょうを作つくり出だしやすい状態じょうたいになっている。

結果けっかとして、ストレス反応はんのうを促うながすホルモン「コルチゾール」の分泌ぶんぴつが慢性的まんせいてきに高たかまったままとなるケースも珍めずらしくない。

しかしこのホルモン、決けっして『悪者わるもの』に捉とらえるものではないとも専門家せんもんかは話はなしている。

​​その根拠こんきょや、コルチゾールレベルの調整方法ちょうせいほうほうについて紹介しょうかいしたい。

コルチゾールとは「ストレスホルモン」と称しょうされる、生命せいめいの維持いじや危機対応ききたいおうに欠かかせない物質ぶっしつだ。

ヒトが脅威きょういに晒さらされたとき、これらのホルモンが分泌ぶんぴつされることで、身体からだは思考しこうや逃走とうそう、戦闘せんとうといった反応はんのうに備そなえることができるようになる。

多忙たぼうな現代社会げんだいしゃかいでは、常つねに何なにかを追おいかけたり諸事しょじを気きに掛かけたりするなかで、身体からだが些細ささいなことにも過剰かじょうに脅威きょういを感かんじ取とるように適応てきおうしてしまう。

このような日常的にちじょうてきな過敏反応かびんはんのうによって、脳のうは常つねに警告けいこくを受信じゅしんし続つづける。

したがって、健康けんこうを維持いじするにはどのような生活習慣せいかつしゅうかんを意識いしきすべきだろうか。

​​起床後きしょうごすぐにスマートフォンなどデジタル機器ききを手てに取とりSNSやメールを確認かくにんすることは、すぐにでもストレス反応はんのうを促進そくしんさせてしまう危険性きけんせいがある。

代かわりに、感謝かんしゃの気持きもちを言語化げんごかすることで副交感神経ふくこうかんしんけいのバイアスを強つよめ、自分じぶんの『安全あんぜん』を自覚じかくできるよう促うながすとよい。

次つぎに午後ごご2時じ以降のコーヒー。

人間にんげんの体内時計たいないどけい、いわゆる概日リズムがいじつリズムは、既すでに午後ごごの後半こうはんになるとコルチゾールレベルが高たかまる傾向けいこうにある。

そこへさらにカフェインを摂取せっしゅすると、眠ねむりと覚醒かくせいサイクルを調整ちょうせいする能力のうりょくが低下ていかする。

水分補給すいぶんほきゅうも、ストレス対応能力たいおうのうりょくを高たかめる点てんで重要じゅうような行動こうどうだ。

\n\nまた、大抵たいていの人ひとは多おおくの仕事しごとを一度いちどにこなそうとし、労働生産性ろうどうせいさんせいの低下ていかと連続的れんぞくてきな脅威認識きょういにんしきの悪循環あくじゅんかんに陥おちいる。

過剰かじょうなマルチタスクは、強つよい集中力しゅうちゅうりょくを必要ひつようとするワーキングメモリを疲弊ひへいさせ、生産性せいさんせい自体じたいも40%近ちかく減少げんしょうさせてしまうことが研究けんきゅうで明あきらかにされている。

​​現代人げんだいじんは日常にちじょうの中なかで超加工食品ちょうかこうしょくひん、すなわち短時間たんじかんで大量生産たいりょうせいさんされる工業的食品こうぎょうてきしょくひんに頼たよることも多おおい。

これらの食品しょくひんは血糖値けっとうちの急激きゅうげきな乱高下らんこうげを引ひき起おこし、恒常的こうじょうてきな炎症えんしょうを誘発ゆうはつしうる。

食生活しょくせいかつにおける工夫くふうとして、ベリーを含ふくむヨーグルトやアーモンドバター付つきリンゴなど健康的けんこうてきな脂質ししつやたんぱく質しつを意識的いしきてきに取とることが推奨すいしょうされる。

睡眠不足すいみんぶそくと慢性的まんせいてきなストレス状態じょうたいは、負ふのスパイラルを生うみ出だしかねない。

光ひかりと情報じょうほうに妨害ぼうがいされることで人体じんたいは「活動状態かつどうじょうたい」を維持いじせざるを得えなくなり、休息きゅうそくのサインを見逃みのがしやすくなる。

端末たんまつに触ふれ続つづけるかわりに書かき出だし作業さぎょうなどの簡単かんたんな行為こういを通とおじて、そのストレスとポジティブに向むき合あう機会きかいすることも一案いちあんだ。