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京都きょうと・嵐山あらしやまの竹林ちくりんが危機きき 落書らくがき被害ひがいで伐採ばっさいの可能性かのうせいも
京都きょうと・嵐山あらしやまの竹林ちくりんが危機きき 落書らくがき被害ひがいで伐採ばっさいの可能性かのうせいも

日本を代表する観光地の一つである京都・嵐山の竹林において、近年、竹に対する落書きや傷付け行為が急増していることが大きな社会問題となっている。

京都市は、被害が著しい竹について、安全確保の観点から伐採を検討せざるを得ない状況に追い込まれている。

​​ 10月6日に実施された市の調査によれば、嵐山地域の約2.3ヘクタールに及ぶ竹林のうち、約7,000本の竹の中で350本にナイフや鍵などの鋭利な道具による傷や落書きが確認されたという。

その多くはアルファベットによるものであったが、日本語や中国語、韓国語など多言語の文字も含まれていたことから、国際的な観光客増加の影響が否定できない。

市の担当者は、この問題が新型コロナウイルス感染拡大後、観光客の回復とともに再び顕在化したと指摘しており、いわゆるオーバーツーリズムの一環として捉えられている。

​​また、京都府立植物園の専門家によれば、竹の表面に一度傷がついた場合、自然回復は期待できないとのことである。

現時点では、被害拡大を防止するため、地元観光関係者が傷ついた箇所を青色のテープで覆う応急措置を講じている。

しかしながら、この方法は竹林本来の景観を損なう恐れがあるため、抜本的な対策が強く求められている。

嵐山竹林は、歴史的景観を維持する「特別史跡・名勝」小倉山の一部であり、通常、維持管理を超える伐採は認められていない。

しかし、傷が原因で竹が枯死したり倒壊する危険性が高まった場合には、安全確保を最優先として伐採が検討されることとなる。

​​ 同様の落書き被害は2018年にも深刻化し、その際には天龍寺の僧侶や地域団体、警察が連携して防止活動を展開した経緯がある。

コロナ禍により観光客が減少した時期には被害も一時的に減ったものの、今年春以降、特に夏季にかけて再び増加傾向が顕著となっている。

​​ 嵐山商店街振興組合会長は、「嵐山での思い出は竹に刻むのではなく、心に刻んでいただきたい」と観光客に訴えている。

竹林は天龍寺北側に広がり、風にそよぐ竹や木漏れ日が織りなす美しい景観は、京都を象徴する文化的資産として高く評価されているだけに、その保全が急務となっている。