JLPT N2 – Reading Exercise 67

#200
Furigana

ついこのまえちかくのお店みせものったときのこと。

わたしお店みせようとすると、まえ電動三輪車でんどうさんりんしゃ(1)「ありがとう」というこえこえた。おどろいてかえわたしは(2){おじいさん}に、とてももうわけないがしたお礼おれいわれるまで、{おじいさん}にとって自動ドアじどうドアとおることが大変たいへんだなんて、すこしも気付きづかなかった。結果けっかとして親切しんせつ行動こうどうとなったが、それは偶然ぐうぜんのことで、親切しんせつ気持きもちではなかったのだから。

わたしにはなんともないことでも、苦労くろうするひとがいるのだと、実感じっかんした出来事できごとだった。そのひと立場たちばにならなければ、なかなかからないことだけれど、今度こんどこんな状況じょうきょう出合であったら、すぐにくようにしたい。そして、今度こんどお礼おれいわれても、それにこたえられるような、気持きもちからの行動こうどうにしたい。

2001年にせんいちねん1月いちがつ4日よっか 朝日新聞あさひしんぶんによる)

電動三輪車でんどうさんりんしゃあるくのが困難こんなんひとのためにつくられた、電気でんきうごもの

Vocabulary (22)
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1
おじいさんはなぜ(1)「ありがとね」と言ったのか。
1. 動かなくなった電動三輪車を押してくれると思ったから
2. 自分のために電動三輪車を運んでくれると思ったから
3. 自分に合わせてゆっくり歩いてくれたと思ったから
4. 自分のために自動ドアを開けてくれたと思ったから
2
筆者はなぜ(2)「おじいさんに、とても申し訳ない気がした」のか。
1. おじいさんが他の人と間違えて筆者にお礼を言ったから
2. 親切な気持ちからしたのではないのに、ありがとうと言われたから
3. お礼を言われたのに、おじいさんが自動ドアを通るのを助けてあげなかったから
4. おじいさんが自動ドアを通るのが大変だと気付かず、ドアを閉めてしまったから
3
筆者はこれからどうしようと思っているか。
1. お礼を言われたから、今度ははっきり返事をしたい
2. 相手のことを考えて、自分から人を助ける行動をしたい
3. 困っているところを助けられたら、必ずお礼を言うようにしたい
4. 自分には何ともないことでも、他の人がいやがることはしないようにしたい