株式会社朝日新聞社(代表取締役社長CEO:角田克)は、2026年8月に大阪中之島美術館において、ヨハネス・フェルメールの傑作「真珠の耳飾りの少女」を中心とした展覧会を開催することを決定した。
この作品は「世界で最も有名な少女像」と称されており、2012年から2013年にかけて東京および神戸で開催された「マウリッツハイス美術館展」以来、実に14年ぶりの日本公開となる。
「真珠の耳飾りの少女」を所蔵するオランダ・ハーグのマウリッツハイス美術館は、原則として同作品を館外に貸し出さない方針をとっている。
そのため、今回の来日は、日本でこの名画を鑑賞できる最後の機会となる可能性が高い。なお、展覧会の詳細については、2月下旬に発表される予定である。
本作は、17世紀オランダ絵画を代表する画家であるフェルメール(1632〜1675)によって1665年頃に描かれたもので、彼の卓越した光の表現力が随所に発揮されている。特に、少女の柔らかな顔の輪郭や濡れたような唇、そして真珠の輝きは、フェルメールならではの繊細な技法の賜物である。
また、ターバンに用いられた鮮やかな青色は、希少な鉱石ラピスラズリを原料とする顔料によって描かれており、「フェルメール・ブルー」としても知られている。
マウリッツハイス美術館のマルティネ・ゴッセリンク館長は、「当館には毎年、フェルメールの《真珠の耳飾りの少女》を愛する多くの日本人観光客が訪れています」と述べた上で、「今回の《少女》の来日は、日本の皆様に彼女をお届けできる、おそらく最後となる特別な機会である」とコメントしている。