奈良公園の「神の使い」、鹿の数が過去最多に
日本西部で有名な観光地の一つである奈良公園では、現在、鹿の数が1953年以来、最も多い1687頭になりました。奈良の鹿を守る団体によると、去年より222頭増えており、その主な理由は出生率が高くなったことです。
この団体は、観光客や地域の人々が鹿せんべいだけではなく、野菜や食べ残しなど、鹿に適していない食べ物を与える機会が増えていることも原因の一つだと説明しています。そのため、公園の外にある住民の畑まで食べ物を探しに行く鹿も増え、農作物への被害も出ています。
今回の調査は2日間行われ、約40人が参加しました。その結果、オスが411頭、メスが990頭、子鹿が286頭いることが分かりました。
一方、去年6月末から今年6月末までに、198頭の鹿が死亡しました。そのうち72頭は子鹿で、主な原因は交通事故でした。
奈良県鹿保護団体の事務局長である山崎信行さんは、公園周辺を車で走る時は速度を落とすよう、住民や観光客に呼びかけました。子鹿は母鹿について行くため、急に道路へ飛び出すことがあり、事故の危険が高まるからです。
また、この団体は鹿の健康を守り、奈良公園の自然環境を維持するため、観光客には鹿せんべいだけを与えるよう注意を呼びかけています。