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貿易相手国の関税率や非関税障壁を踏まえて自国の関税を引き上げる「相互関税」。アメリカのトランプ大統領は演説で、日本には24%の関税を課すことを明らかにしました。そのねらいや世界経済への影響などを解説動画でお伝えします。
【動画解説】2分2秒
ワシントン支局 小田島拓也 記者
3日 午前7時台の「おはよう日本」で放送
※データ放送ではご覧いただけません
日本への24%関税など想定を超える内容になりました。
戦後一貫して自由貿易の旗手だったアメリカにはもはや自由貿易のルールは通用せず、世界経済は歴史的な転換点を迎えたと言えます。
各国の政府関係者、金融市場関係者の間ではトランプ大統領にとって関税は、“交渉のカード”で、実際には踏み込まないという“期待”もありました。
しかし、きょうの演説で完全に裏切られた形となりました。
トランプ大統領としてはこうした強力な関税措置によって貿易赤字解消につなげ、製造業を復活させたいというねらいがあります。
これだけの強力な措置をとれば短期的には貿易赤字は縮小するかもしれません。ただ、その後の経済に深刻な打撃を与えるという見方は強くあります。
欧米メディアはアメリカの金融大手ゴールドマン・サックスが演説の前に出した試算をとりあげ、アメリカが今後12か月間で景気後退に陥る確率を20%から35%に引き上げたと大きく報じました。
きょうの発表はこの試算の前提をはるかに超えていて、実際の経済見通しはもっと悪化すると思います。
トランプ政権のアメリカ第1主義、保護主義的な政策は1期目からすでに始まり、バイデン政権でも一部が継続されたが、きょうのトランプ大統領の演説で自由貿易のルールが根底から変わったと感じます。
これだけの極端な措置は世界各国の間で“アメリカ離れ”“脱アメリカ”を模索する動きが広がる可能性もあると思います。
国際部 豊永博隆デスク / 経済部 内藤泰弘デスク
3日 午前7時台の「おはよう日本」で放送
※データ放送ではご覧いただけません
トランプ大統領は世界の国と地域のリストを示し、相互関税の概要を示しました。
日本には24%の関税、それ以外でいうと台湾32%、インド26%、韓国25%、ベトナム46%などとなっています。
これらの国と地域はみなアメリカに対する貿易黒字、アメリカからみると貿易赤字が大きい国や地域です。
アメリカ政府が貿易赤字の額とこれらの国・地域がかけている関税率を分析し、それぞれ数字をはじきだしたものとみられます。
リストに掲載されている国と地域は180を超えます。
さきほど公表されたホワイトハウスの資料によれば、貿易赤字を抱えている国に対して個別に相互関税を課すとして、それ以外の国には10%の基礎的な関税を課すとしている。
つまりすべての国や地域を対象に一律で10%を課すとして、一律関税が根っこにあり、アメリカにとって貿易赤字の国は個別に相互関税を課すという2つの仕組みを明らかにした形です。
そして、トランプ大統領は日本について言及しています。
自動車分野については「韓国と日本、それに多くの国が巨大な貿易障壁の結果として非関税障壁を課している」としたほか、「日本では自動車の94%が日本製だ。一方、ゼネラル・モーターズもフォードもほとんど販売をしていない」と不満を表明しました。
日本に対しては、24%の関税が課されると説明されましたが、日本にとって、アメリカは最大の輸出相手国なだけに、影響は大きいと言えると思います。
日本からアメリカへの最大の輸出品である、自動車に対しては、日本時間のきょう午後から、25%の追加関税が発動されますが、相互関税によって、さらに幅広い産業への影響が予想される。
対象品目は、まだわかっていませんが、自動車以外のアメリカへの輸出品を見ると、建設用機械や鉱山で使う機械、光学機器、半導体製造装置などが多く輸出されています。
また最近では、食品や農水産物の輸出も、伸びてきています。
相互関税によって、こうした品目にも影響が及ぶ可能性があります。
自動車関税の影響については、日本のGDPが0.2%程度押し下げられるという民間の試算もありまして、去年1年間の実質GDPの伸び率は0.1%なので、自動車関税による押し下げは、1年間の経済成長を帳消しにしてしまうほどの影響の大きさです。
今回、相互関税も課されることで、日本経済にとって、さらに大きな打撃となることも予想されます。
これまで、日本が輸入品に課している関税は、専門家の間でも他の国や地域に比べて低いという見方がありましたが、今回、トランプ大統領が、非関税障壁などを含めると46%の関税に相当すると指摘したのは、想定外と言えると思います。
政府は、今後、この46%の根拠を詳細に分析し、アメリカとの交渉に臨んでいくことになります。
トランプ大統領の発言後、日経平均株価の先物も、大きく急落しました。
外国為替市場でも、アメリカの景気にも影響が及ぶとの見方から、アメリカの長期金利が低下してドルが売る動きが強まり、大きく円高に振れました。
このあと開かれる、東京株式市場での値動きが、注目されます。
この相互関税と10%の一律の関税は4月9日から発動されるということです。
すでに中国への関税20%、鉄鋼・アルミニウム関税は3月12日から発動されています。
そして、3日午後1時から25%の自動車関税も発動されます。
こうした関税措置が折り重なって世界経済にどのようなマイナスがもたらされるのか正直、想像がつきません。
また、各国がこのあと報復関税を打ちだすかどうかも大きな焦点です。
各国が報復関税を打ちだせば、アメリカ企業の業績が悪化し、雇用情勢が悪化、アメリカの経済も悪化する可能性もあり、世界の貿易は停滞することになりかねません。
きょうは歴史的な転換点になるかもしれません。