JLPT N1 – Reading Exercise 118
現代社会においては、スマートフォンやパソコンなどの個人用デバイスが急速に普及している。これらの機器を使いこなすことは、情報収集や自己表現の手段として重要であり、若者が自分自身の世界を築き始める一歩とも言える。しかし、これもまた程度の問題であり、もし家族と過ごす時間のほとんどをデジタル機器の画面の前で過ごすようになれば、家族間の会話や共同体験は希薄になってしまうだろう。
もちろん、子どもが自分の興味や関心を深めるためにデジタル機器を利用することは、成長過程の一部として肯定的に捉えるべきだ。しかし、「1」別の懸念も生じてくる。つまり、もし子どもがまったくデジタル機器に興味を示さず、親の管理下でのみ行動するようであれば、それはそれで現代社会に適応できるかどうかという「2」それに関わる問題が出てくる。
したがって、家の中でのデジタル機器の使い方については、家族全体でルールを設けることが望ましい。例えば、食事の時間や団らんの時間には機器を使わないようにするなど、家族のコミュニケーションを保つ工夫が必要である。個人の自由と家族のつながり、その両方を大切にするためには、デジタル機器が「快適すぎる」環境にならないように配慮することが求められる。