JLPT N2 – Reading Exercise 11
会話というものは、話す人と聞く人の両方が関わって初めて成り立つものだと私は考えている。話し手がどんなに素晴らしい言葉を選んで語っても、聞き手が心を開き、相手の気持ちに寄り添って(注1)耳を傾けなければ、本当の意味での「つながり」にはならない。つまり、会話は50.50の割合(注2)で成立しているのだ。話す側だけが一方的に表現しても、それは独り言に過ぎない。しかし、聞く側が相手の思いを受け止め、共感しようとすることで、言葉は初めて生きたものとなり、心と心が結びつく(注3)のである。
注1:寄り添って(よりそって):相手の気持ちを理解しようとすること
注2:50.50の割合:半分ずつ、同じくらいの重み
注3:結びつく:つながる、関係ができる