JLPT N2 – Reading Exercise 94
私はもともと前向きな性格だが、過去には目標を達成できず落ち込むことも多かった。そんな経験の中で「1」いつの間にか身についた習慣が、「毎日小さな良いことを三つ書き出す」ことである。
たとえば、目標に届かなかった日でも、「今日は友人に親切にできた」「美味しいコーヒーを飲めた」「道端の花がきれいだった」など、小さな幸せを見つけて記録する。そうして一日を終えると、不思議と前向きな気持ちになり、明日も頑張ろうという意欲が湧いてきた。
また、困難な出来事も、「困難は自分を成長させるための課題だ」と考えるようにしている。「2」そこを基準にすれば、失敗や苦しみも自分を鍛えるチャンスだと受け止められるし、何か良いことがあったときは「努力のご褒美だ」と感謝の気持ちも倍増する。
どうせ毎日を過ごすなら、できるだけ感謝できることを見つけて楽しく生きたいものだ。そうして前向きに考えることで、自然と物事がうまく進み、結果もついてくることが多い。こうして良い循環が生まれるのだ。
最近の研究によると、「まず感謝の気持ちを持つことで、心が穏やかになり、幸福感が高まる」という結果が出ているという。これにならえば、大きな目標を達成するのも大切だが、日々の小さな幸せを見つけて感謝することも意外に大きな力になるのだ。
(注)鍛える(きたえる):強くする