JLPT N3 – Reading Exercise 13
プロジェクトの成功には何が必要だと思いますか。
もちろん「努力」や「才能」だと答える人が多いでしょう。
たしかにそのとおりですが、[1]それだけでは足りません。問題を解決し、目標達成につなげるためには、三つの視点を持つことが重要です。
まずは一つ目の「俯瞰(ふかん)の視点」です。どのプロジェクトでも、いきなり細部の作業から始めるのは、賢い方法ではありません。全体の方向性が理解できないと、効率が悪くなり、チーム内の混乱(こんらん)の原因になります。
だからこそ俯瞰の視点です。上空から全体を眺めるように、プロジェクトの全体像を把握(はあく)することから始めるのです。新製品の開発であれば[2]を見ます。システム導入であれば業務フローを見ます。どんな課題でも、大まかな目標や構成が分かると、次のステップに進みやすくなります。
次に「詳細の視点」で見ます。詳細の視点は、小さな部分に深く焦点を当てることです。全体を把握した後だからこそ、表面からは見えなかった問題点や改善点が見つかるようになります。特定の課題に絞れば、専門家のように狭く深く掘り下げ、徹底的に分析するのです。
最後に「流れの視点」です。流れの視点は、目には見えない状況の変化や潜在的なリスクを予測し、感じ取ることです。市場の動向や顧客のニーズがどの方向へ変化していくのかを読み取ります。プロジェクトにも必ず外部からの影響や時間軸に沿った変化があります。市場の流れを理解すれば、適切なタイミングで対応でき、予期せぬトラブルを避けやすくなります。
どんなプロジェクトでも課題解決でも使える三つの視点を持ちましょう。