JLPT N2 – Reading Exercise 27
A
「子どもを褒めすぎると、すぐに自信過剰になったり、失敗を恐れるようになってしまう。」こうした意見を教育現場で耳にすることが増えてきた。最近の子どもたちは、親や先生からよく褒められて育っているが、その一方で、努力せずに結果だけを評価されることに慣れてしまった。褒められることが当たり前になると、うまくいかなかったときに自分を責めたり、挑戦を避けるようになる子もいる。
しかし、子どもが成長するためには、適切な評価や励ましが欠かせない。人は誰でも失敗を経験しながら成長していくものだ。努力したことを認められることで、自分の課題に気づき、次への意欲が生まれる。褒めることは、子どもの成長のきっかけになるはずだ。
B
子どもを褒めることは大切だが、褒め方には注意が必要だ。結果ばかりを褒めていると、子どもは「うまくできなければ価値がない」と思い込んでしまう。そうなると、失敗を恐れて新しいことに挑戦しなくなることもある。一方で、努力や工夫した過程を褒めることで、子どもは自信を持ち、失敗しても前向きに考えられるようになる。
たとえば、「テストでいい点を取ってえらいね」と言う代わりに、「毎日コツコツ勉強していたね」と努力を認める声かけが効果的だ。こうすれば、子どもは自分の成長を実感し、次もがんばろうという気持ちになるだろう。