今年も、あと少しで終わります。昔の大みそかの話です。
あるところに、半兵衛ときねという夫婦がいました。半兵衛は仕事をしません。きねも料理をしません。2人はいつもお金がありませんでした。
ある年の大みそか、家に米は1粒もありません。木もないので、2人は布団の中で寒さに震えていました。半兵衛は、ござを燃やして暖まりました。すると、貧乏神が出てきました。
貧乏神は、半兵衛に熊手を2本あげて、「これを売って、酒と餅を買ってきなさい」と言いました。
半兵衛は、町に行きました。しかし、誰も熊手を買いません。半兵衛は、熊手を持って帰りました。
半兵衛は、貧乏神が嫌いな暑さにしようと思いました。炭をたくさん火に入れました。部屋の中は暑くなりました。貧乏神は、半兵衛の家から出て行きました。貧乏神は、熊手を1本置いて行きました。
次の日、半兵衛は、貧乏神が置いていった熊手で部屋の掃除をしました。すると、集めたわらが米に変わりました。鉄のごみは小判に、草は野菜になりました。2人はお金持ちになりました。