操縦士が墜落の直前にエンジンが故障したと管制官に伝えていて、先月中旬、ジャングルの中で小型機が墜落しているのが発見されました。そして、母親や操縦士など大人3人の死亡が確認されました。
一方、現場に子ども4人の姿はなく、周辺に子どもたちが食べたとみられる果物の食べ残しや、哺乳瓶などが残されていました。
このため、子どもたちが生存している可能性が高いとみて、コロンビア軍や現地の地理に詳しい先住民族などが捜索に乗り出しました。
「希望作戦」と名付けられた救出活動では、救助犬を使った捜索に加え、ヘリコプターから食料やチラシを投下したり、子どもたちに1つの場所にとどまるよう呼びかける祖母の声をスピーカーで拡散したりしました。
一方、捜索の過程では子どもたちの足跡のほか、はさみなどの所持品、雨をしのぐために植物でつくった身を休める場所なども見つかっていました。
現地のメディアは13歳の長女はジャングルの果物や植物の中で食べられるものと食べられないものを区別する能力などをすでに身につけていたと伝えています。