23日、
群馬県の
草津白根山が
噴火し、
近くのスキー
場で、噴
石があたって
骨折などの
大けがをした
79歳の
男性が
取材に
応じ、「
直径10センチくらいの噴
石が
次々に
飛んできて
当たり、
怖くて、
死ぬのかなと
思った」と
当時の
状況を
話しました。
埼玉県志木市の
松澤貞雄さん(
79)は、
23日、
草津白根山が
噴火した
時に、
近くのスキー
場でスキーをしていて、噴
石が
当たり、
左腕の
骨を
折ったほか、
頭を
切って
7針縫うなどの
大けがをしました。
松澤さんは、24日、入院している群馬県東吾妻町の病院で取材に応じ、当時の状況について、「滑りだそうとしていたところ、『ドン』と音がして、誰かが『噴火だ』と叫んだので振り返ったら、白い煙があがっていて、次第に黒い煙が広がった」と話しました。
そのうえで、「逃げなければいけないと思ったが、直径10センチくらいの噴石が次々に飛んできて、頭や腕にあたって、怖くて動けなかった。死ぬのかなと思った。救助されたのでほっとしている」と話していました。
松澤さんのけがの治療にあたった原町赤十字病院の内田信之副院長はけがの状態について「けがは噴石によるもので、全治およそ1か月と重傷だ」と話しました。
内田副院長は、23日、別の病院でけがをしたほかの人たちも診察したということで、「噴石によるけがはこれまで想定していなかったが一人一人のけがが重く、驚いた」と話していました。