アメリカのバイデン
大統領は
医療保険制度を
拡充したり、
人工妊娠中絶を
支援する
団体への
資金援助を
可能にしたりするよう
命じ、
トランプ前大統領の
政策を
大きく
転換しました。
いずれも
アメリカ社会を
二分する
大きな問題なだけに、
保守派からは
反発も
予想されます。バイデン
大統領は
就任後、
連日、
大統領の
権限で
新たな
政策を
打ち出していて、28
日は「オバマケア」と
呼ばれる
医療保険制度の
拡充や、
人工妊娠中絶を
支援する
団体への
援助を
可能にするよう
命じる文書に
署名しました。
具体的には、持病のある人や低所得者などに対し、医療保険を利用しやすくするほか、人工妊娠中絶に関わる団体への政府の資金援助を禁じる措置を撤回するということです。
これらはオバマケアの撤廃や人工妊娠中絶の規制を目指したトランプ前大統領の政策を大きく転換するもので、バイデン大統領は選挙で訴えてきた公約を実行に移した形です。
バイデン大統領は文書に署名する際、「トランプ前大統領がもたらした損害を取り消し、トランプ氏が大統領になる前の医療保険制度を取り戻す」と述べ、政策の転換を強調しました。
ただ、医療保険制度の在り方や人工妊娠中絶の是非はアメリカ社会を二分する大きな問題なだけに、保守派からは反発も予想されます。