日本新聞: 去年12月の有効求人倍率前月と同じ1.06倍

去年きょねん12月つきの有効ゆうこう求人きゅうじん倍率ばいりつ前月ぜんげつと同おなじ1.06倍ばい

Jan 29, 2021 08:01

Furigana

去年きょねん12月つきの有効ゆうこう求人きゅうじん倍率ばいりつは1.06倍ばいと前まえの月つきと同おなじでした。企業きぎょうからの新規しんき求人きゅうじんは前まえの年としの同おなじ月つきと比くらべ12か月かげつ連続れんぞくで減少げんしょうし、厚生こうせい労働ろうどう省しょうは「新型しんがたコロナウイルスの感染かんせんが再ふたたび拡大かくだいし、仕事しごとを探さがす人ひとも減へったため、有効ゆうこう求人きゅうじん倍率ばいりつは横よこばいとなった。求人きゅうじんの減少げんしょう傾向けいこうは続つづいていて、緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんの影響えいきょうも懸念けねんされる」と話はなしています。厚生こうせい労働ろうどう省しょうによりますと仕事しごとを求もとめている人ひと1人にんに対にたいして、企業きぎょうから何なん人にんの求人きゅうじんがあるかを示しめす去年きょねん12月つきの有効ゆうこう求人きゅうじん倍率ばいりつは1.06倍ばいとなり、前まえの月つきと同おなじでした。

全国ぜんこくのハローワークにある企業きぎょうからの求人きゅうじん「有効ゆうこう求人きゅうじん数すう」は209万まん5200人にんと、前まえの年としの同おなじ月つきより57万まん928人にん、率りつにして21.4％減少げんしょうしています。

このうち去年きょねん12月つき、出だされた企業きぎょうからの新規しんき求人きゅうじんは72万まん2181人にんと、前まえの年としの同おなじ月つきより16万まん5532人にん、率りつにして18.6％減へって、12か月かげつ連続れんぞくの減少げんしょうとなりました。

新規しんき求人きゅうじんの減少げんしょうを産業さんぎょう別べつで見みると

▽宿泊しゅくはく業ぎょう・飲食いんしょくサービス業ぎょうは31.4％

▽生活せいかつ関連かんれんサービス業ぎょう・娯楽ごらく業ぎょうは30.8％

▽卸売おろしうり業ぎょう・小売こうり業ぎょうは28.3％

▽情報じょうほう通信つうしん業ぎょうは26.8％などとなっています。

一方いっぽうで仕事しごとを探さがすためのハローワークへの登録とうろくの申し込もうしこみは先月せんげつ、30万まん1488件けんで、前まえの年としの同おなじ月つきより4％減へって、2か月かげつ連続れんぞくの減少げんしょうとなりました。

新型しんがたコロナウイルスの感染かんせんが再ふたたび拡大かくだいし、仕事しごとを探さがす活動かつどうを控ひかえる人ひとが増ふえたとみられています。

有効ゆうこう求人きゅうじん倍率ばいりつを都道とどう府県ふけん別べつでみると

▽最もっとも高たかいのは福井ふくい県けんで1.54倍ばい

▽次ついで岡山おかやま県けんで1.41倍ばい

▽島根しまね県けんで1.37倍ばいなどとなっています。

一方いっぽう、最もっとも低ひくかったのは

▽沖縄おきなわ県けんで0.72倍ばい

▽神奈川かながわ県けんで0.76倍ばい

▽滋賀しが県けんで0.82倍ばいなどとなっています。

有効ゆうこう求人きゅうじん倍率ばいりつが1倍ばいを下回したまわったのは11の府ふと県けんになっています。

また去年きょねん1年間ねんかんの平均へいきんの有効ゆうこう求人きゅうじん倍率ばいりつは1.18倍ばいで、前まえの年としを0.42ポイント下回したまわり、オイルショックの影響えいきょうで1年間ねんかんで0.59ポイント下さがった1975年ねん以来いらいの大おおきな減少げんしょう幅はばとなりました。

厚生こうせい労働ろうどう省しょうは「新型しんがたコロナウイルスの感染かんせんが再ふたたび拡大かくだいし、仕事しごとを探さがす人ひとも減へったため有効ゆうこう求人きゅうじん倍率ばいりつは横よこばいとなった。求人きゅうじんの減少げんしょう傾向けいこうは続つづいていて、緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんの影響えいきょうも懸念けねんされる」と話はなしています。