東京オリンピック・パラリンピック
組織委員会の
森会長が「
女性が
たくさん入っている
理事会は
時間が
かかる」
などと
発言したことを
受け、
陸上の
元オリンピック
選手、
為末大さんが
自身のホームページの
中で、
組織委員会の
理事会で
森会長の
処遇を
議論するよう
求めました。
組織委員会の
森会長はJOC=
日本オリンピック
委員会の
会合で「
女性が
たくさん入っている
理事会は
時間が
かかる」
などと
女性蔑視と
取れる発言をし、
その後、
発言を
撤回し
謝罪しました。
この発言を巡っては、オリンピックが掲げる「多様性と調和」という理念に反するものだと国内外から批判が起きているほか大会ボランティアおよそ390人が参加の辞退を表明しています。
これについて、オリンピック3大会に出場した元陸上選手の為末さんが、自身のホームページの中で「沈黙は賛同であると言われ、はっきりとした意見を出していないことを強く反省しました」と、これまで声を上げてこなかった自身の対応についてコメントしました。
そのうえで「私はいかなる性差別にも反対します。そして、理事会での森会長の処遇の検討を求めます」と記し、大会組織委員会に理事会で処遇を議論するよう求めました。
また「世界を見渡すと、日本だけどんどん遅れていっている印象すらあります。私たちは、この機会に本気でこの課題に向き合い、誰もがオープンに議論に参加でき、個人は声を出す勇気を持ち、理想を描ききちんと現実を変えていける社会を作るべきではないでしょうか。それこそが本当のレガシーになるのではないかと思います」と呼びかけました。