イギリスのタイムズ紙によりますと、レバノンの首都・ベイルートで去年8月に起きた巨大爆発の現場となった港から、52のコンテナに保管されていた化学物質1000トンが新たに見つかり、取り除かれました。
除去を担当したドイツの企業は、この中には医薬品や爆薬の原料となるグリセリンの一種や、空気中で加熱すると発火の危険があるギ酸などが含まれていて、一部はコンテナから染みだし、他の薬品と混ざっていたとしています。
レバノンの爆発をめぐっては、危険な状態で保管されていた硝酸アンモニウム2750トンが原因とみられていて、現在も港湾関係者や元軍のトップなどへの捜査が続いています。