運転開始から40
年を
超えた
関西電力美浜原子力発電所3
号機について
地元の
福井県美浜町は15
日、
再稼働への
同意を
表明しました。
福井県内ではすでに
高浜原発の2
基が
地元自治体から
同意を
得ていて、
今後は40
年を
超えた3
基の
原発に対する福井県の
判断が
焦点となります。
原発の
運転期間は
原則40
年に
制限されていますが、
原子力規制委員会の
審査に
合格すると
最長60
年まで
延長が
可能で
美浜原発3
号機はすでに
この審査に
合格しています。
これについて15日、地元美浜町の戸嶋町長は町議会に対して町として再稼働に同意することを伝えました。
理由として国や関西電力から地域共生などに前向きに取り組む姿勢が示されたことなどをあげました。
福井県内では美浜原発のほか高浜原発1、2号機についても地元・高浜町がすでに再稼働に同意していて、今後は40年を超えた3基の再稼働について県の同意が焦点になります。
これについて福井県の杉本知事はこれまで使用済み核燃料を搬出する候補地を県外に示すことが再稼働議論の前提だとしてきました。
しかし先週、関西電力と国から青森県にある「中間貯蔵施設」を搬出先の選択肢の一つとするほか、別の場所の調整も続け、2023年末までに確定させる方針が説明されたことを受けて再稼働の議論を始める姿勢を示しています。