また仙台駅と品川駅を結ぶ特急「ひたち」の運転も再開しました。
東北新幹線は一部区間で不通となり、乗り換えが必要ですが、今回の常磐線の運転再開で、仙台と首都圏を乗り換えせずに移動できるようになりました。
24日、午前9時41分に仙台駅を出発し品川駅に向かう列車には、スーツを着た人などおよそ70人が乗り込んでいました。
愛知県の祖母の家に行くという仙台市の10代の男性は、「地震の影響で移動ができるか不安でした。全線再開して一安心です」と話していました。
仙台市にいる夫と会っていたときに被災し、東京の自宅に戻ることができなかったという60代の女性は、「犬と乗車するので、乗り換えなしで帰れるのが助かるし、一番うれしいです」と話していました。
JRによりますと、仙台駅と品川駅を乗り換えなしで結ぶ列車は、24日は上下線合わせて7本、25日からは8本の運行となります。
このうち列車によっては、仙台駅と福島県の原ノ町駅の間、または仙台駅と福島県のいわき駅の間で、それぞれ乗車券のみで利用できる「臨時快速」となります。
また、一部区間で速度を落として運転するため、仙台駅と品川駅の間の所要時間は通常より40分程度長くなり、およそ5時間半になるということです。