米アリゾナ州で、運転免許証や州の身分証明書をアップルのスマートフォンiPhoneの「ウォレット」アプリに登録して、空港の保安検査場で提示できるようになりました。デジタル身分証明書を導入した州は全米で初めてです。ただし今のところ、使用できる場面は非常に限られます。
アリゾナ州の住民は23日から、米運輸保安庁(TSA)が運営する事前検査プログラム「TSA PreCheck」を利用して、フェニックス・スカイハーバー国際空港にあるTSAの一部保安検査場で、iPhoneやApple Watchに登録した運転免許証や身分証明書を提示できるようになりました。
ただし別の州(アップルのプログラムに参加していない州)に出かけてアリゾナ州に戻る便に搭乗する場合は、引き続き現物の免許証や身分証が必要になります。