被害が
特に深刻な
相馬市では、
これまでに1600
棟余りの
住宅被害が
確認されましたが、
り災調査は
まだ4000
件近い申請件数の
半分ほどしか
終わっていません。
新型コロナウイルス対策として、ボランティア受け入れを3回目のワクチン接種を終えた相馬市民に限定したため、ほとんど人が集まらず、復旧作業も滞っています。
こうした中、被災地では地元の住民や東京や熊本などから来た人で作るボランティア団体が復旧作業を手伝っていて、16日はスタッフ5人が市内の観光名所松川浦に近い民宿で、亀裂が入って傾いた塀を取り壊し、ブロックを運び出す作業などを行っていました。
この団体にはこれまでに60件の依頼が寄せられていて、被災者1人1人の要望を聞き取りながら作業を進めているということです。
作業を手伝ってもらった菊地良一さんは「地震発生から1か月たちますが、毎日片付けをする日々です。ボランティアの人に作業してもらって本当に助かります」と話していました。
熊本から来て、この団体の活動に参加している井出順ニさんは「6年前の熊本地震で東北地方の人にお世話になったので、その恩返しができればと思って来ました。新型コロナの影響でボランティア活動自体が難しくなっていますが、思いを持って復興に携わっていきたいです」と話していました。