日本新聞: 【随時更新】ロシアウクライナに軍事侵攻（16日の動き）

ロシアによるウクライナに対にたいする軍事ぐんじ侵攻しんこうが続つづいています。

ウクライナの各地かくちでロシア軍ぐんとウクライナ軍ぐんが戦闘せんとうを続つづけていて、大勢たいせいの市民しみんが国外こくがいへ避難ひなんしています。戦闘せんとうの状況じょうきょうや関係かんけい各国かっこくの外交がいこうなどウクライナ情勢じょうせいをめぐる16日にち（日本にっぽん時間じかん）の動うごきを随時ずいじ更新こうしんでお伝おつたえします。

（日本にっぽんとウクライナ、ロシアのモスクワとは6時間じかんの時差じさがあります）

ゼレンスキー大統領だいとうりょう東部とうぶや南部なんぶ「非常ひじょうに困難こんなんな状況じょうきょう」

ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうは、15日にちに公開こうかいしたビデオメッセージで、ロシア軍ぐんが攻勢こうせいを強つよめている東部とうぶや南部なんぶについて「非常ひじょうに困難こんなんな状況じょうきょうだ」としたうえで「ロシア軍ぐんは残酷ざんこくな行為こういで東部とうぶのドンバス地域ちいきやハルキウ州しゅうなどを征服せいふくしようとしている。こうした残酷ざんこくな行為こういはロシアでは尊たっとばれているのかもしれないが、ウクライナではさげすまれ、必かならず罰ばっせられているものだ」と非難ひなんしました。

また「南部なんぶヘルソン州しゅうや南東なんとう部ぶザポリージャ州しゅうの占領せんりょうされている地域ちいきでは、ロシア軍ぐんが市民しみんを脅おびやかし続つづけている。彼かれらはウクライナ軍ぐんや政府せいふ機関きかんと関かかわったことのある人ひとたちを探し出さがしだせば、地域ちいきを掌握しょうあくしやすくなると考かんがえているが、ロシア軍ぐんを受け入うけいれていないのは一部いちぶではなく、すべてのウクライナ人じんだ。ロシアはウクライナ、そして全ぜん世界せかいを永遠えいえんに失うしなったのだ」と述のべました。

そのうえで「私わたしたちが要求ようきゅうしている武器ぶきをより多おおく、より早はやく手てに入いれられれば、立場たちばはいっそう強固きょうこになり、平和へいわが早はやく訪おとずれる。民主みんしゅ主義しゅぎの国々くにぐにが、ロシアからの石油せきゆの輸入ゆにゅう禁止きんしや金融きんゆう部門ぶもんの完全かんぜんな封鎖ふうさが平和へいわに向むけて必要ひつようなものだと早はやく認識にんしきすれば、戦争せんそうはそれだけ早はやく終おわる」と述のべ、欧米おうべいなど各国かっこくのいっそうの支援しえんが必要ひつようだという認識にんしきを示しめしました。

「ロシアが米べいにウクライナ支援しえんをやめるよう警告けいこく」米べい複数ふくすうメディア

アメリカの複数ふくすうのメディアは、ロシアがアメリカに外交がいこう文書ぶんしょを送おくり、ウクライナへの軍事ぐんじ支援しえんは「予見よけんできない結果けっかをもたらす」として、支援しえんをやめるよう警告けいこくしたと報ほうじました。

このうち有力ゆうりょく紙し「ワシントン・ポスト」は14日にち、電子でんし版ばんで、外交がいこう文書ぶんしょのコピーを確認かくにんしたとしたうえで、今月こんげつ12日にち付づけの文書ぶんしょの表題ひょうだいには、ロシア語ごで「キーウ政権せいけんに対にたいする大量たいりょうの武器ぶきや装備そうびの供給きょうきゅうに関にかんするロシアの懸念けねん」と書かかれていたと伝つたえています。

そしてこの文書ぶんしょの中なかで、ロシアは、アメリカなどNATO＝北大ほくだい西洋せいよう条約じょうやく機構きこうの加盟かめい国こくについて「紛争ふんそう地域ちいきへの武器ぶきの輸送ゆそうを定さだめた『厳格げんかくな原則げんそく』に違反いはんし、ウクライナの過激かげきな民族みんぞく主義しゅぎ者しゃなどに高こう精度せいどな武器ぶきが渡わたる脅威きょういに気きづいていない」と非難ひなんしているということです。

そのうえで「アメリカとその同盟どうめい国こくに対にたいし、ウクライナの無責任むせきにんな軍事ぐんじ化かをやめるよう求もとめる。地域ちいきや国際こくさい社会しゃかいの安全あんぜんにとって予見よけんできない結果けっかをもたらす」と警告けいこくしているということです。

一方いっぽう、CNNテレビは15日にち「この外交がいこう文書ぶんしょは、アメリカやNATOに対にたいするロシアの姿勢しせいがより攻撃こうげき的てきになる前触まえぶれかもしれない」という関係かんけい者しゃの話はなしを伝つたえています。

ゼレンスキー大統領だいとうりょうウクライナ軍ぐん「2500人にんから3000人にんを失うしなった」

ゼレンスキー大統領だいとうりょうは15日にち、CNNテレビとのインタビューでロシアの軍事ぐんじ侵攻しんこうによるウクライナ軍ぐんの死者ししゃについて「2500人にんから3000人にんを失うしなったと思おもう」と述のべました。そのうえで「けが人けがにんはおよそ1万まん人にんいて、そのうちのどれだけの兵士へいしが生き残いきのこるかはわからない」としています。

一方いっぽう、市民しみんの犠牲ぎせい者しゃの数かずについてはロシア軍ぐんが攻勢こうせいを強つよめている南部なんぶや東部とうぶで死亡しぼうした人ひとの数かずがわかっていないとして「全体ぜんたいの把握はあくが難むずかしい」と述のべるにとどめました。

ウクライナ軍ぐんの死者ししゃについてロシア国防省こくぼうしょうは先月せんげつ25日にちの時点じてんで1万まん4000人にん以上いじょうにのぼると主張しゅちょうしています。

ゼレンスキー大統領だいとうりょう“米べい大統領だいとうりょうにロシアをテロ支援しえん国家こっか指定してい要請ようせい”

アメリカの有力ゆうりょく紙しワシントン・ポストは複数ふくすうの関係かんけい者しゃの話はなしとして、ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうがアメリカのバイデン大統領だいとうりょうと最近さいきん行おこなった電話でんわ会談かいだんでロシアをテロ支援しえん国家こっかに指定していするよう要請ようせいしたと報ほうじました。これに対にたいしバイデン大統領だいとうりょうは具体ぐたい的てきな対応たいおうについては言及げんきゅうしなかったということです。

テロ支援しえん国家こっか指定していの検討けんとうを巡めぐっては、ブリンケン国務こくむ長官ちょうかんが、先月せんげつ17日にち、記者きしゃ団だんに対にたいし「すべてのことを検討けんとうしている」と述のべています。アメリカの「テロ支援しえん国家こっか」は国際こくさい的てきなテロ活動かつどうを繰り返くりかえし支援しえんしているとする国くにを国務こくむ長官ちょうかんが認定にんていするもので、指定していされれば輸出ゆしゅつや金融きんゆう面めんなどでさまざまな制裁せいさい措置そちの対象たいしょうとなります。

現時点げんじてんでアメリカ政府せいふがテロ支援しえん国家こっかに指定していしているのはイラン、北朝鮮きたちょうせん、シリア、それにキューバの4か国かこくです。

クリミアでは沈没ちんぼつした黒海こっかい艦隊かんたい旗艦きかんをしのぶ式典しきてん

ロシア軍ぐんの黒海こっかい艦隊かんたいの象徴しょうちょうである旗艦きかん、「モスクワ」が沈没ちんぼつしたことについて、ロシアが併合へいごうしたウクライナ南部なんぶクリミアにある軍港ぐんこうセバストポリで15日にち、「モスクワ」をしのぶ式典しきてんが行おこなわれました。

参加さんかした男性だんせいは、「モスクワはみんなのシンボルで私わたしたちの力ちから、希望きぼうそして90年代ねんだいの艦隊かんたいの復活ふっかつのシンボルだった」と話はなしていました。

約やく1か月かげつにわたり包囲ほういが続つづいた北部ほくぶチェルニヒウの様子ようすは

チェルニヒウではロシア軍ぐんの地上ちじょう部隊ぶたいが市街しがい地ちに入はいるのを食い止くいとめましたが、およそ1か月かげつにわたって包囲ほういされ砲撃ほうげきや空そらからの爆撃ばくげきが加くわえられました。

チェルニヒウ市し中心ちゅうしん部ぶに近ちかい高層こうそう住宅じゅうたくが建ち並たちならぶ地区ちくも空爆くうばくされ、1棟むねは中央ちゅうおう部分ぶぶんがえぐり取とられるように崩れ落くずれおちました。周辺しゅうへんの住宅じゅうたくや病院びょういんなどにも被害ひがいが出でて、この地区ちくだけでおよそ50人にんが死亡しぼうしました。

15日にち、内外ないがいのメディアを現場げんばに案内あんないしたビャチェスラブ・チャウス州しゅう知事ちじによりますと、まだ行方ゆくえが分わからない人ひとの捜索そうさくが続つづいていて、2日にち前まえにも遺体いたいが見みつかったということです。

チェルニヒウ市しではサッカーの地元じもとチームの本拠地ほんきょちとなっているスタジアムも空爆くうばくされ観客かんきゃく席せきが大おおきく壊こわれ、フィールドには深ふかさ2メートル以上いじょうの大おおきな穴あなができていました。隣となりには19世紀せいき後半こうはんに建たてられドイツとソビエトの激はげしい地上ちじょう戦後せんごも残のこった子こども図書館としょかんがありましたが、この建物たてものも被害ひがいを受うけました。

被害ひがいはチェルニヒウ市し近郊きんこうの村むらにも及およびノボセリウカ村むらでは先月せんげつ上旬じょうじゅん、空爆くうばくなどで爆弾ばくだんを次々つぎつぎ落おとされ、道路どうろ脇わきにあるほとんどすべての住宅じゅうたくが完全かんぜんに崩れ落くずれおち、路上ろじょうなどには10か所かしょ以上いじょうに大おおきな穴あなができていました。

州しゅうの当局とうきょく者しゃは周辺しゅうへんに軍事ぐんじ施設しせつがないにもかかわらず重おもさが500キロから1トンの大おおきな爆弾ばくだんが使つかわれたとしています。

砲撃ほうげきなどで鉄道てつどう施設しせつも大おおきな被害ひがい復旧ふっきゅう作業さぎょう進すすむ

ウクライナ国鉄こくてつはロシア軍ぐんによる軍事ぐんじ侵攻しんこうで不通ふつうになっていた首都しゅとキーウと北部ほくぶチェルニヒウを結むすぶ路線ろせんで15日にち、試運転しうんてんを行おこない、その様子ようすを内外ないがいのメディアに公開こうかいしました。

この路線ろせんではキーウから北きたに80キロほどのところで砲撃ほうげきによって橋桁はしげたが破壊はかいされ、近ちかくには焼やけ焦こげたロシア軍ぐんの戦車せんしゃが放置ほうちされていました。

ロシア軍ぐんのこの地域ちいきからの撤退てったいを受うけて復旧ふっきゅう作業さぎょうが進すすみ、すでに新あたらしい橋桁はしげたがかけられ、上のぼりの線路せんろが通とおれるようになりましたが、下くだりの線路せんろでバラストと呼よばれる石いしやレールを敷しく作業さぎょうが行おこなわれていました。国鉄こくてつでは16日にちから旅客りょかく列車れっしゃの運行うんこうを再開さいかいしたいとしています。

ウクライナ国鉄こくてつによりますと東部とうぶの駅えきへのミサイル攻撃こうげきで50人にん以上いじょうが死亡しぼうしたのをはじめ各地かくちで鉄道てつどうの施設しせつが攻撃こうげきされているということです。

旅客りょかくサービスの責任せきにん者しゃのオクレクサンダー・ペルツォフウスキーさんは「鉄道てつどうは、人々ひとびとが避難ひなんするため、家いえに戻もどるため、それに人道じんどう支援しえんを続つづけるために欠かかせない」と述のべて、東部とうぶなどで戦闘せんとうが続つづく中なかでも運行うんこうの継続けいぞくに力ちからを尽つくすとしています。

米べい国防こくぼう総省そうしょう高官こうかん「沈没ちんぼつの旗艦きかんは2発はつの対たい艦かんミサイル攻撃こうげき受うけた」

アメリカ国防こくぼう総省そうしょうの高官こうかんは15日にちNHKの取材しゅざいに対にたいし、ロシア海軍かいぐんの黒海こっかい艦隊かんたいの旗艦きかん、「モスクワ」が沈没ちんぼつしたことについて「われわれは『モスクワ』がウクライナ側がわのミサイル、『ネプチューン』2発はつの攻撃こうげきを受うけたことを確認かくにんした」と明あきらかにしました。

激はげしい戦闘せんとうの爪痕つめあとが残のこる製鉄せいてつ所しょの様子ようすの映像えいぞうロイター通信ろいた-つうしん

ロイター通信ろいた-つうしんはマリウポリにある製鉄せいてつ所しょを上空じょうくうからドローンで15日にちに撮影さつえいしたとする映像えいぞうを公開こうかいしました。映像えいぞうは、製鉄せいてつ所しょとその周辺しゅうへんを広ひろい範囲はんいで撮影さつえいしていて、ロイター通信ろいた-つうしんは、この製鉄せいてつ所しょの周辺しゅうへんで激はげしい戦闘せんとうが続つづいてきたとしています。映像えいぞうからは屋根やねや壁かべを失うしなって骨組ほねぐみが見みえる建物たてものや地面じめんにがれきが散乱さんらんしている様子ようすが確認かくにんできます。

ウクライナ国防こくぼう省しょう「マリウポリの空爆くうばく継続けいぞく状況じょうきょう厳きびしい」

ウクライナ国防省こくぼうしょうは15日にち、記者きしゃ会見かいけんでロシア軍ぐんが爆撃ばくげき機きなどを使つかってマリウポリを空爆くうばくし続つづけていて、さらに地上ちじょう部隊ぶたいが港みなとを掌握しょうあくしようとしていると発表はっぴょうしました。

記者きしゃ会見かいけんの中なかで国防省こくぼうしょうは「マリウポリの状況じょうきょうは厳きびしくロシア軍ぐんは追加ついかの部隊ぶたいを投入とうにゅうしている。製鉄せいてつ所しょや港みなとの周辺しゅうへんなどで戦闘せんとうが続つづいているが、ロシア軍ぐんは市しを完全かんぜんには掌握しょうあくできていない」との見解けんかいを示しめしています。

英えい政府せいふ「過去かこ最高さいこう額がく」1兆ちょう6000億おく円えん超ちょうの資産しさん凍結とうけつ発表はっぴょう

イギリス政府せいふは15日にちまでに、プーチン政権せいけんに近ちかい「オリガルヒ」と呼よばれる富豪ふごう2人にんに対にたいして資産しさん凍結とうけつなどの制裁せいさいをあらたに科かしたと発表はっぴょうしました。

2人にんは、サッカークラブ「チェルシー」のオーナーとして知しられ、すでにイギリス政府せいふから制裁せいさいを科かされているアブラモビッチ氏しの知人ちじんで、凍結とうけつされる額がくは最大さいだい100億おくポンド、日本にっぽん円えんにして1兆ちょう6000億おく円えんを超こえ、イギリスで過去かこ最高さいこう額がくとなる資産しさん凍結とうけつだとしています。

イギリス政府せいふは、ウクライナへの軍事ぐんじ侵攻しんこうを受うけてこれまでに今回こんかいの2人にんを含ふくむオリガルヒやその家族かぞくなど106人にんに経済けいざい制裁せいさいを科かしたとしています。トラス外相がいしょうは発表はっぴょう文ぶんで「プーチン大統領だいとうりょうがウクライナで失敗しっぱいするまで、制裁せいさいを続つづけるつもりだ」とコメントしています。

市民しみんの犠牲ぎせい者しゃ数すう発表はっぴょうも東部とうぶなどで詳細しょうさいわからず国連こくれん機関きかん

国連こくれん人権じんけん高等こうとう弁務べんむ官かん事務所じむしょは、ロシアによる軍事ぐんじ侵攻しんこうが始はじまったことし2月つき24日にちから今月こんげつ14日にちまでに、ウクライナで少すくなくとも1982人にんの市民しみんが死亡しぼうしたと発表はっぴょうしました。このうち162人にんは子こどもだとしています。

地域ちいき別べつでみると、716人にんが東部とうぶのドネツク州しゅうとルハンシク州しゅう、1266人にんが、キーウ州しゅうや東部とうぶのハルキウ州しゅう、北部ほくぶのチェルニヒウ州しゅう、南部なんぶのヘルソン州しゅうなどで確認かくにんされているということです。また、けがをした市民しみんは2651人にんにのぼるとしています。

ただ国連こくれん人権じんけん高等こうとう弁務べんむ官かん事務所じむしょは、今回こんかいの統計とうけいにはロシア軍ぐんによる激はげしい攻撃こうげきが続つづいている東部とうぶのマリウポリなどでの犠牲ぎせい者しゃの数かずは、集計しゅうけいが遅おくれていたり、確認かくにんがまだ取とれていなかったりするため、すべて含ふくまれていないとしていて、実際じっさいの死傷ししょう者しゃの数かずはこれを大おおきく上回うわまわるのではないかとの見方みかたを示しめしています。

“キーウ近郊きんこうでロシア撤退てったい以来いらい最大さいだい規模きぼの爆発ばくはつ” ロイター通信ろいた-つうしん

ロシアがウクライナの首都しゅと・キーウへの攻撃こうげきを強つよめると警告けいこくする中なか、ロイター通信ろいた-つうしんは、15日にち、キーウ近郊きんこうでロシア軍ぐんが2週間しゅうかん前まえに撤退てったいして以来いらい、最大さいだい規模きぼの爆発ばくはつがあったと伝つたえています。

現地げんちからの映像えいぞうでは、巨大きょだいな建物たてものの壁かべの一部いちぶがなくなったり、骨組ほねぐみがあらわになったりするなど、大おおきな損傷そんしょうを受うけた様子ようすが分わかります。AFP通信つうしんは、この建物たてものについて、ミサイルを製造せいぞうする工場こうじょうだと伝つたえています。

また、別べつの建物たてもののドアを映うつした固定こていカメラの映像えいぞうでは、2回かい外がいが明あかるくなったあと、カメラが揺ゆれるほどの衝撃しょうげきがあり、ドアの一部いちぶが外はずれて壊こわれたことが確認かくにんできます。

住民じゅうみんの1人にんは、深夜しんやに3回かいの爆発ばくはつがあったとしたうえで「3回かい目めはとても大おおきな音おとがしました。壁かべが崩れ落くずれおちたところもありました」と話はなしていました。

ウクライナの隣国りんごくルーマニアで文化ぶんかや芸術げいじゅつを支援しえんする動うごき

ルーマニア北西ほくせい部ぶの都市としクルージュナポカにある国立こくりつオペラ劇場げきじょうでは先月せんげつ中旬ちゅうじゅんからウクライナ南部なんぶオデーサのオペラ劇場げきじょうに所属しょぞくする歌手かしゅ2人にんを受け入うけいれています。

このうちの1人にん、ソプラノ歌手かしゅのアンナ・ボンダレンコさん（32）は軍事ぐんじ侵攻しんこうが始はじまって以降いこう、しばらくの間まは、オデーサにとどまっていましたが歌うたう機会きかいを求もとめてルーマニアに避難ひなんし、劇場げきじょうで、ソリストとして活動かつどうしています。

来週らいしゅう18日にち、ウクライナの民謡みんようなどを披露ひろうするコンサートに出演しゅつえんする予定よていで、15日にちも練習れんしゅうに取り組とりくんでいました。ボンダレンコさんは「たとえ戦争せんそうがあす終おわってもすぐには帰かえれないことはわかっていますが、歌うたうことで心こころはウクライナに帰かえることができます」と話はなしていました。