サケマス
漁の
拠点と
なる北海道根室市の
歯舞漁港では、
漁業者から
安どの
声が
聞かれました。
23日朝、サケマス漁の拠点となる根室市の歯舞漁港では、交渉妥結の知らせを聞いた漁業者たちが、陸に上げられたままになっている漁船の整備などをしていました。
サケマス漁を行う漁業者は「けさニュースを見て初めて知った。交渉がまとまるか心配だったが、よくまとめてくれた。ひとまず安心した」と話していました。
また、日本が漁獲量に応じてロシア側に支払う漁業協力費の下限が2億円に引き下げられたことについても「よかった」と話していました。
また、別の漁業者は「これから船を降ろして5月1日にでも漁に出られる体制を整えたい」と話していました。
サケマス漁は来月上旬に最盛期を迎えることから、今後、出漁に向けた準備が本格化する見込みです。
北海道 鈴木知事「早く出漁できるよう」
北海道の鈴木知事は「漁業者の窮状を受けて臨んだ非常に厳しい交渉だったが、盛漁期を逸することなく交渉が実質的に妥協し、漁業者が長年要望してきた漁業協力費の削減がかなえられたことについて、深く感謝申し上げる。道としては、手続きを迅速に進め、漁業者が一日でも早く出漁できるよう取り組んでいきたい」というコメントを出しました。