日本新聞: 東芝の株主総会の運営 “公正とは言えない”と結論第三者委

東芝とうしばの株主かぶぬし総会そうかいの運営うんえい “公正こうせいとは言いえない”と結論けつろん第三者だいさんしゃ委い

Jun 10, 2021 17:06

Furigana

去年きょねん7月つきに開ひらかれた東芝とうしばの株主かぶぬし総会そうかいの運営うんえいについて弁護士べんごしでつくる第三者だいさんしゃ委員いいん会かいは、調査ちょうさした報告ほうこく書しょを公表こうひょうし、株主かぶぬし総会そうかいは公正こうせいに運営うんえいされたものとは言いえないと結論けつろんづけました。

この総会そうかいでは、いわゆる“モノ言いう株主かぶぬし”として知しられる筆頭ひっとう株主かぶぬしの投資とうしファンドが、みずから選えらんだ社外しゃがい取締役とりしまりやくを増ふやすよう求もとめる株主かぶぬし提案ていあんを行おこないましたが、否決ひけつされました。

この総会そうかいの運営うんえいが公正こうせいだったか調しらべるため、大だい株主かぶぬしの投資とうしファンドが提案ていあんしことし3月つきの臨時りんじ株主かぶぬし総会そうかいを経へて選任せんにんされた弁護士べんごしでつくる第三者だいさんしゃ委員いいん会かいが、調査ちょうさを進すすめてきました。

その結果けっか、報告ほうこく書しょでは東芝とうしばが、“モノ言いう株主かぶぬし”との対立たいりつで東芝とうしばの経営けいえいが混乱こんらんすることを問題もんだい視ししていた経済けいざい産業さんぎょう省しょうと緊密きんみつに連携れんけいし、不当ふとうな影響えいきょうを一部いちぶの株主かぶぬしに与あたえる対応たいおうを行おこなっていたとしています。