昔、ある
村に
太郎という
男の
子がいました。
太郎はいつも
空を
見て、
何もしないで
一日をすごしていました。
もう
大人の
仕事を
手伝う
年でしたが、
太郎は
家でゴロゴロしていました。
即使到了可以帮大人做事的年纪,太郎还是只是在家里懒洋洋地躺着。
ある
晴れた
日、お
母さんは
太郎に「
山へ
行って
草をかってきて」と
言いました。
在一个晴朗的日子,妈妈对太郎说:“请你去山上割些草回来吧。”
太郎はしかたなく
山へ
行きました。
山の
上からは
海がよく
見えました。
海は
光って、とてもきれいでした。
太郎は
草かりのことをわすれて、ずっと
海を
見ていました。
秋の
風が
気持ちよくて、
太郎は
山の
上でねむってしまいました。
すると、「チャリン、チャリン」と
音が
聞こえました。
太郎が
目をさますと、ネズミたちが
小判を
背負って
山をのぼってきました。
ネズミたちは
小判を
野原に
並べました。