Báo tiếng Nhật: 熱中症対策強化へ新たに「特別警戒アラート」避暑施設導入も

熱中ねっちゅう症しょう対策たいさく強化きょうかへ新あらたに「特別とくべつ警戒けいかいアラート」避暑ひしょ施設しせつ導入どうにゅうも

Apr 28, 2023 19:04

Furigana

厳きびしい暑あつさによる熱中ねっちゅう症しょうの対策たいさくを強化きょうかする改正かいせい法ほうが成立せいりつしました。

特とくに気温きおんが高たかくなる日ひには新あらたに「熱中ねっちゅう症しょう特別とくべつ警戒けいかいアラート」が発表はっぴょうされるほか、自治体じちたいはあらかじめ避暑ひしょ施設しせつとして冷房れいぼうが効きいた「クーリングシェルター」とされる施設しせつの導入どうにゅうを進すすめることになります。

来年らいねんの夏なつからの運用うんよう開始かいしに向むけ、発表はっぴょうの基準きじゅんや施設しせつの要件ようけんなどの検討けんとうが進すすめられます。

毎年まいとし、熱中ねっちゅう症しょうで死亡しぼうする人ひとが後ごを絶たたない中なか、対策たいさくを強化きょうかするために成立せいりつした改正かいせい法ほうでは、暑あつさ指数しすうの予測よそく値ちが33以上いじょうになった場合ばあいに発表はっぴょうされている「熱中ねっちゅう症しょう警戒けいかいアラート」に加くわえ、さらに気温きおんが上あがって深刻しんこくな健康けんこう被害ひがいが予想よそうされる場合ばあいに、一段いちだん上じょうの「熱中ねっちゅう症しょう特別とくべつ警戒けいかいアラート」が新あらたに発表はっぴょうされることになります。

また、自治体じちたいは事前じぜんに公共こうきょう施設しせつや民間みんかん施設しせつを対象たいしょうに冷房れいぼうが効きいた部屋へやを「クーリングシェルター」として指定していし、特別とくべつ警戒けいかいアラートが発表はっぴょうされた場合ばあいには開放かいほうすることが求もとめられます。

今後こんご、導入どうにゅうが進すすむ避暑ひしょ施設しせつ「クーリングシェルター」

環境省かんきょうしょうによりますと、すでに全国ぜんこくで125の自治体じちたいで取り組とりくみが進すすめられているということです。

このうち、東京とうきょう・世田谷せたがや区くでは毎年まいとし6月つきから9月つきまで、公共こうきょう施設しせつのほか民間みんかんの薬局やっきょくや銭湯せんとう、それに接骨せっこつ院いんなどの250か所かしょ程度ていどを避暑ひしょ施設しせつとして開放かいほうしています。

「お休やすみ処しょ」という黄色きいろののぼりが目印めじるしで、ことしも6月つき15日にちから開放かいほうが予定よていされています。

施設しせつが開ひらいている時間じかんであれば冷房れいぼうが効きいた室内しつないの一角いっかくにある休憩きゅうけいスペースを誰だれでも利用りようでき、ペットボトルの飲料いんりょう水すいを区くが無料むりょうで提供ていきょうしています。

世田谷せたがや区くによりますと、東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいをきっかけに節電せつでんと夏なつの猛暑もうしょへの対策たいさくとして12年ねん前まえから始はじめ、去年きょねんはのべ7万まん5000人にんが利用りようしたということです。

世田谷せたがや区くでは今回こんかいの改正かいせい法ほうの成立せいりつを受うけて、土日どにちや夜間やかんなどの幅広はばひろい時間じかん帯たいでさらに多おおくの住民じゅうみんに対応たいおうできるように協力きょうりょく施設しせつを増ふやしたいとしています。

世田谷せたがや保健所ほけんじょ健康けんこう企画きかく課かの長谷川はせがわ哲夫てつお課長かちょうは「熱中ねっちゅう症しょうのリスクが高たかいのは高齢こうれい者しゃなので、高齢こうれい者しゃが日常にちじょう生活せいかつで比較的ひかくてき多おおく利用りようする施設しせつに協力きょうりょくしてもらっている。クーリングシェルターは災害さいがい級きゅうの猛暑もうしょの時ときに命いのちを守まもる大事だいじな役割やくわりになる。開設かいせつ時間じかんの設定せっていなど多おおくの課題かだいがあるが、急いそいで検討けんとうをしていきたい」と話はなしています。