28
日のニューヨーク
外国為替市場では、
日銀が
現在の
大規模な
金融緩和策の
維持を
決めたことを
受け、ユーロ
に対して円安が
進み、
円相場は
およそ14
年半ぶりに1ユーロ=150
円台まで
値下がりしました。
28日のニューヨーク外国為替市場では、ユーロに対して円安が進み、円相場は一時1ユーロ=150円台半ばまで値下がりしました。
1ユーロ=150円台をつけるのは、2008年10月以来およそ14年半ぶりです。
また、ドルに対しても円安が進み、円相場は一時、1ドル=136円台半ばまで値下がりしました。1ドル=136円台をつけるのは、先月10日以来です。
日銀が植田総裁のもとで初めて開いた金融政策決定会合で現在の大規模な金融緩和策の維持を決めたのに対し、ヨーロッパ中央銀行と、アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会がいずれも来週、利上げを行うとの見方から日本と欧米の金利差の拡大が意識され、円を売ってユーロやドルを買う動きが強まりました。
市場関係者は「投資家の間で、日銀は当面、いまの大規模な金融緩和策を修正しないのではないかとの観測が広がり、利上げを続けている欧米との金融政策の方向性の違いが改めて意識されて円売りが進む展開となった」と話しています。