捜査協力者に
依頼してうその
供述調書を
作ったなどとして、
証拠偽造や
地方公務員法違反の
罪に
問われた
北海道警察本部の
元警部補に対し、
札幌地方裁判所は「
警察への
信頼を
低下させた
悪質な
犯行だが
社会的制裁を
受けている」として、
執行猶予の
付いた
有罪判決を
言い渡しました。
北海道警察本部薬物銃器対策課の
元警部補、
早坂洋平被告(
38)は
去年4月、
捜査協力者だった
覚醒剤の
密売人に
依頼して「
知り合いが
覚醒剤を
持っているのを
見た」という、うその
調書を
作成したほか、
捜査情報を
漏らしたとして
証拠偽造や
地方公務員法違反の
罪に
問われました。
4日の判決で、札幌地方裁判所の中桐圭一裁判官は「職業倫理がまひしていたと言わざるをえず、警察に対する社会の信頼を低下させた悪質な犯行だ」と指摘しました。そのうえで「反省の態度を示し、社会的制裁も受けている」などとして、元警部補に懲役2年、執行猶予3年を言い渡しました。