自分はたばこを吸っていなくても、ほかの人のたばこの煙を吸ってしまうことがあります。日本では、これが原因で肺のがんや脳の血管などの病気になって、1年に1万5000人が亡くなっていると言われています。
このため、厚生労働省は、たくさんの人が利用する所でたばこを吸ってはいけない法律を作ろうと考えています。
レストランやホテル、駅、空港などの建物の中では、たばこを吸う部屋以外で吸ってはいけないことにします。病院や学校では建物の外でも吸ってはいけません。この法律を守らなかった場合は、罰金を払わなければなりません。
厚生労働省は「外国では、このような法律がある国が増えています。日本も、東京でオリンピックとパラリンピックを開く2020年までに、みんなでこの法律を守るようにしたいと考えています」と話しています。