政府は、
人工衛星を
使って
位置を
正確に
測定する
日本独自のシステムを
強化するため、ことし
新たに
3機の
人工衛星を
打ち上げ、
4機体制で
運用を
始めることにしていて、
自動車の
自動走行など
新たな
技術分野への
活用が
期待されています。
人工衛星を
使って
位置を
正確に
測定するシステムとしては、
アメリカ政府が
運用する
GPSが
世界的に
普及していますが、
日本も
平成22年に
準天頂衛星「みちびき」を
打ち上げ、
日本版GPSと
呼ばれる
独自のシステムを
運用しています。
政府は、このシステムを強化するため、ことしの春から秋にかけて、新たに3機の衛星を順次打ち上げることにしていて、来年4月からは4機体制で運用を開始することにしています。
政府によりますと、4機体制になることで、アメリカのGPSよりも正確な位置情報が24時間得られるようになるということで、自動車や農作業用のトラクターなどの自動走行や災害時の詳細な被害情報の把握など、新たな技術分野への活用が期待されています。
政府は、アメリカのGPSに依存しないシステムの構築を急いでいて、今後も衛星を打ち上げ、平成35年度からは7機体制による運用を目指しています。