民進党や
共産党など
野党4党の
国会対策委員長が
会談し、
大阪・
豊中市の
国有地が
学校法人「
森友学園」に
鑑定価格より
低く
売却されたことの
真相解明のため、
学園の
理事長らを
参考人招致して、
衆議院予算委員会で
審議するよう、
与党側に
求めていくことを
確認しました。これ
に対し、
自民党は「
政府は、これまでの
対応に
瑕疵(かし)はないと
説明している」などとして、
民進党に
現状では
難しいという
考えを
伝えました。
会談には、
民進党、
共産党、
自由党、
社民党の
国会対策委員長が
出席し、
大阪・
豊中市の
国有地が
学校法人「
森友学園」に
鑑定価格より
低く
売却されたことをめぐって、
今後の
国会対応を
協議しました。
その結果、「当時の交渉記録も破棄されており、真相を解明するには、当事者に国会に来て説明してもらうしかない」という認識で一致しました。
そして、森友学園の籠池泰典理事長や、国有地を売却した当時、財務省で理財局長を務めていた迫田国税庁長官ら、関係者6人を参考人として招致し、衆議院予算委員会で審議するよう、与党側に求めていくことを確認しました。
このあと、民進党の山井国会対策委員長は、記者団に対し「この問題に対する国民の怒りは沸騰している。与党側が、かたくなに参考人招致を拒否するのは、やましいことがあるのではないか。安倍総理大臣も身の潔白を証明したいのであれば、速やかに6人の招致に応じるべきだ」と述べました。
共産党の穀田国会対策委員長は「真実を明らかにすることに何を恐れているのか。野党で一致して真相を解明していきたい」と述べました。
このあと、民進党の山井氏が自民党の竹下国会対策委員長と会談し、参考人招致の実現を求めましたが、竹下氏は「参議院で予算案の審議が続いているうえ、政府は、これまでの対応に瑕疵はないと説明している」などとして、現状では難しいという考えを伝えました。
日本維新の会の馬場幹事長は、記者会見で「森友学園の籠池理事長らが国会に来て説明しないと、わからないことが多々ある。この先、国民から疑念を持たれたまま、森友学園が子どもたちの教育に関わっていくことには、大きな疑問を感じざるをえない。野党4党と足並みをそろえてやっていく」と述べました。