大リーグ、エンジェルスの
主力ピッチャーが2019
年に
遠征先のホテルで
急死したことについて、テキサス
州の
裁判所は
死亡の
原因となった
薬物を
不法に
入手して
この選手に
提供したとして、エンジェルスの
元球団職員に
禁錮22
年を
言い渡しました。
エンジェルスの主力ピッチャーだったタイラー・スキャッグスさんは、2019年7月に遠征先のテキサス州のホテルで強い鎮痛作用のある医療用の麻薬とアルコールを摂取し、おう吐物を詰まらせたことが原因で27歳で急死しました。
当時、球団で広報担当だったエリック・ケイ被告がこの医療用麻薬を不法に入手してスキャッグスさんに渡していた罪などに問われ、テキサス州の裁判所は11日、ケイ被告に禁錮22年を言い渡しました。
司法当局によりますと、ケイ被告はことし2月に有罪の評決が出た後、母親との電話でスキャッグスさんや遺族を繰り返し侮辱していたということで、録音された電話の内容も11日、明らかにされました。
この裁判では、当時エンジェルスに所属していた複数の選手がケイ被告から医療用麻薬の提供を受けていたと証言し、本拠地のエンジェルスタジアムでも使用したと話したことから球界に衝撃が広がっていました。