日本新闻: ウクライナダム決壊 “飲料水確保が最優先”赤十字国際委総裁

ウクライナダム決壊けっかい “飲料いんりょう水すい確保かくほが最さい優先ゆうせん”赤十字せきじゅうじ国際こくさい委い総裁そうさい

Jun 15, 2023 20:06

Furigana

ウクライナで人道じんどう支援しえんにあたるICRC＝赤十字せきじゅうじ国際こくさい委員いいん会かいのスポリアリッチ総裁そうさいが15日にち、都内とないでNHKの単独たんどくインタビューに応おうじ、ダムが決壊けっかいした南部なんぶについて「水みずを浄化じょうかする設備せつびを届とどけることに注力ちゅうりょくしている」と述のべ、現地げんちでは安全あんぜんな飲料いんりょう水すいの確保かくほが最さい優先ゆうせん事項じこうだという考かんがえを示しめしました。

ウクライナでは、南部なんぶヘルソン州しゅうのカホウカ水力すいりょく発電はつでん所しょのダムが今月こんげつ6日にちに決壊けっかいして大だい規模きぼな洪水こうずいが発生はっせいし、被害ひがいが拡大かくだいしています。

スポリアリッチ総裁そうさいは、現地げんちの状況じょうきょうについて「最大さいだいの懸念けねんは地域ちいきのひどい壊滅かいめつ状況じょうきょうだ。復旧ふっきゅうには何なん年ねんもかかり、人々ひとびとは生活せいかつ基盤きばんを失うしなって長ながい間ま戻もどってこられなくなる」と述のべました。

一方いっぽうで、ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうが7日にちの動画どうがで、ICRCのような国際こくさい機関きかんがすぐに救助きゅうじょ活動かつどうに参加さんかすることが必要ひつようだと訴うったえたことに対にたいし、「ICRCは初日しょにちから現地げんちに滞在たいざいして人々ひとびとを支援しえんし、ダムを含ふくむインフラの破壊はかいによる影響えいきょうについても現地げんち当局とうきょくと連絡れんらくを取り合とりあっている」と述のべ、必要ひつような支援しえんを継続けいぞく的てきに行いっていると強調きょうちょうしました。