ロシアのプーチン
大統領が27
日、
軍人との
会合で、プリゴジン
氏の
資金繰りを
調査すると
発言した
背景について、
一部のロシアメディアはプリゴジン
氏の
影響力を
低下させたいねらいも
あるとする
見方を
示しています。
このうち有力紙「コメルサント」は、「いまや『国民 対 億万長者プリゴジン氏』となった」と伝え、プーチン大統領が、プリゴジン氏に対する世論を否定的なものに変えようとしていると示唆しています。
また、同じく有力紙の「独立新聞」は、政治部長の論評を掲載し「最高司令官は民間軍事会社の指導部が、資金を盗んだのではないかとする疑念を軍人たちと共有した」と伝えました。
その上で「大統領は、経済事件という、前回より比較的穏やかだが新たな刑事事件の舞台を用意した」として、武装反乱の捜査は打ち切ったものの、不正疑惑を追及する構えを示すことで、プリゴジン氏をけん制したという見方を示しています。
一方、一部の独立系メディアでは、ワグネルは法的に認められておらず、プーチン政権は関わりを否定してきた経緯があるにもかかわらず、国の予算から巨額の財政支援が行われていたことが判明したと皮肉交じりに伝え、SNSでは地方の主要都市の予算をも上回っていると指摘する投稿も見られます。
ウクライナ ドネツク州にミサイル 4人死亡
ウクライナの
検察当局は、27
日、
東部ドネツク
州のクラマトルシクの
中心部にロシア
軍によるミサイル
攻撃があり、17
歳の
少女を
含む4
人が
死亡したと
発表しました。
この攻撃でレストランや住宅などの建物が広い範囲で被害を受け、けが人の数は生後8か月の赤ちゃんを含めた40人以上にのぼるということです。
現地で撮影された映像では、建物の外壁や看板が大きく壊れた様子が確認できます。
クラマトルシクはこれまでもたびたび攻撃を受けていて、去年4月には鉄道の駅がミサイル攻撃を受け、子ども5人を含む50人以上が死亡しました。
アメリカ プリゴジン氏の関連会社などに制裁
アメリカのバイデン
政権は27
日、
声明を
発表し、ロシアの
民間軍事会社ワグネルの
代表プリゴジン
氏などとつながりがあり、
中央アフリカに
拠点を
置く企業など4つの
団体とロシア
人1
人に対し、
資産凍結などの
制裁を
科したと
明らかにしました。
このうち、中央アフリカにある鉱山企業はプリゴジン氏の関連会社で、10億ドル以上、日本円で1400億円以上相当の金を埋蔵していると推定される鉱山の採掘許可を保有しており、ワグネルの活動を資金面で支えていると指摘しています。
アメリカはこれまでにもワグネルが各地で人権侵害に関わっているとして、ワグネルの活動を支える団体や個人に制裁を科しており、ブリンケン国務長官は声明の中で「ワグネルが活動してきた場所では死と破壊が後を絶たない。アメリカは責任を追及するため、行動を起こし続ける」と強調しています。
プーチン大統領 “ワグネルの費用 国が負担”
ロシアのプーチン
大統領は27
日、
軍関係者との
会合で、プリゴジン
氏が
代表を
務める民間軍事会社ワグネルについて、
戦闘員の
給与や
報奨金、
保険金など「
費用は
全額国家予算から
支払われていた」と
述べ、ワグネルの
費用を
国が
負担していたことを
明らかにしました。
その上で「ワグネルの費用を国が肩代わりしたにもかかわらず、オーナーは軍への給食サービスで稼いでいた」と述べ、プリゴジン氏が経営する企業グループを通じた軍との事業で、国が年間800億ルーブル、日本円にしておよそ1350億円を支払っていたと指摘しました。
そして「この過程で誰も何も盗んでいないことを期待するが、われわれは当然、これについて調べる」と述べ、使途を調査する考えを明らかにしました。
プーチン大統領としては「裏切り者」だとして非難したプリゴジン氏の資金繰りに言及することで、ロシア国内での影響力を低下させたいねらいもあるとみられます。
核兵器の大部分 ベラルーシに
ロシアのプーチン
政権が
同盟関係に
ある隣国ベラルーシ
に対して戦術核兵器を
配備する
方針を
示していることについて、ベラルーシの
国営通信は27
日、ルカシェンコ
大統領が「
核兵器の
大部分はベラルーシに
持ち込まれた」と
述べたと
伝えました。
また「ポーランドなどはワグネルが核兵器を守ると考えているが、核兵器がワグネルに守られることはない。これはわれわれの任務だ」として、ロシアの民間軍事会社ワグネルがベラルーシで活動しても、核兵器を防衛する任務につくことはないと強調したとしています。
ロシアのプーチン大統領は今月16日、「最初の戦術核兵器がベラルーシ領内に搬入された」と述べ、戦術核兵器の搬入がすでに始まっていると明らかにし欧米側へのけん制を一段と強めていました。
ルカシェンコ大統領 ワグネル利用し存在感高める可能性も
アメリカのシンクタンク「
戦争研究所」は27
日、「ルカシェンコ
大統領はワグネルを
利用して、
力の
均衡を
取ろうとしている」として、ロシアが
連合国家の
創設を
掲げ、ベラルーシを
強い影響下におくなか、ルカシェンコ
大統領がワグネルを
利用し、
存在感を
高める
可能性があると
分析しています。
ポーランド大統領「非常に悪い兆候」
ベラルーシの
隣国、ポーランドのドゥダ
大統領は27
日、ロシアの
民間軍事会社ワグネルの
代表プリゴジン
氏と
その部隊がベラルーシに
移れば「
事実上のロシア
軍の
移転に
なる」とした
上で、「われわれにとって
非常に
悪い
兆候だ」と
述べ、
安全保障上の
脅威になると
懸念を
示しました。
その上で、ポーランドも加盟するNATO=北大西洋条約機構のほかの加盟国に懸念を伝える方針を示すとともに、ロシアに近い東欧やバルト3国の加盟国の防衛力強化を急ぐべきだと訴えました。
“プリゴジン氏 ベラルーシに” ルカシェンコ大統領が明らかに
ワグネルの
代表プリゴジン
氏は、ロシア
国内で
武装反乱を
起こしたあと
一転して
部隊を
撤収し、
その後の
消息は
途絶えていました。
ロシアの隣国ベラルーシの国営通信は27日、日本時間の27日夜、ルカシェンコ大統領が、プリゴジン氏はベラルーシ国内にいることを明らかにしたと伝えました。
ルカシェンコ大統領はまた、「ワグネルの指揮官たちは戦闘の最前線にいたので、われわれのところに来れば何が重要かを教えてくれるだろう」と述べたほか、ワグネルに部隊の宿営地を提供する考えも示したとしています。
プリゴジン氏も26日、今後のワグネルの活動に関して「ルカシェンコ大統領が解決策を見つけようと手を差し伸べてくれた」と述べていて、ベラルーシにおけるプリゴジン氏の動向が当面の焦点です。
ルカシェンコ大統領 ロシアから連絡先入手し接触
ベラルーシの
大統領府によりますと、ルカシェンコ
大統領は27
日に
行った
演説で、ワグネルの
代表プリゴジン
氏が
起こした
武装反乱について「
完全な
戦闘準備態勢に
入るよう
軍に
命じた」と
述べ、ベラルーシでも
警戒態勢を
強化したことを
明らかにしました。
またルカシェンコ大統領は、武装反乱を起こしてモスクワに向けて部隊を進めるとしていたプリゴジン氏と水面下で接触するまでの経緯だとするやりとりについても触れました。
このなかでルカシェンコ大統領は24日の朝にプーチン大統領と話をした際、厳しい状況を知り、さらなる事態の悪化を避けるためロシアの治安機関、FSB=連邦保安庁を通して連絡先を入手し、ロシア南部ロストフ州にいるプリゴジン氏と接触したとして、みずからが果たした役割を強調しました。
東日本と西日本 大気非常に不安定な状態 川の氾濫など十分注意
11日は関東で記録的な大雨となり、川の氾濫や浸水被害が相次ぎました。12日も東日本と西日本では大気の非常に不安定な状態が続き、特に東海では局地的に非常に激しい雨が降るおそれがあります。低い土地や地下施設の浸水、川の増水・氾濫などに十分注意するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。
N2
Source: NHK
1684
Sep 12, 2025 07:09
秋雨前線南下 日本海側はじめ太平洋側でも大雨の恐れ 警戒を
秋雨前線の影響で、東北から九州にかけての広い範囲で大気の状態が非常に不安定になり、断続的に激しい雨が降っています。前線は18日夜にかけてゆっくりと南下し、山陰や北陸など日本海側をはじめ、関東など太平洋側でも局地的な大雨となるおそれがあり、低い土地の浸水や土砂災害などに警戒が必要です。
N2
Source: NHK
1594
Sep 18, 2025 06:09
北~西日本の日本海側で大気不安定局地的に非常に激しい雨も
秋雨前線と低気圧の影響で、北日本から西日本の日本海側を中心に大気の状態が非常に不安定になり、北海道や東北で雨雲が発達しています。秋田県では猛烈な雨が降って「記録的短時間大雨情報」が発表されました。あすにかけて局地的に非常に激しい雨が降るおそれがあり、土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に十分注意が必要です。
N2
Source: NHK
189
Sep 17, 2025 08:09
北~西日本 局地的に非常に激しい雨 北海道は線状降水帯おそれ
前線などの影響で広い範囲で大気の状態が非常に不安定になっていて、局地的に激しい雨が降っています。北日本から西日本では14日にかけて局地的に非常に激しい雨が降り、特に北海道では13日夜以降、線状降水帯が発生して災害の危険度が急激に高まるおそれがあります。土砂災害や川の氾濫などに警戒が必要です。
N2
Source: NHK
1
Sep 13, 2025 11:09
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