去年2月には左足のアキレスけんを断裂する大けがを負いましたが、リハビリを重ねて競技の場に復帰。先月の全日本選手権では6位となり、NHK杯で3回目のオリンピックを目指していました。
しかし、この1か月の間にもともと痛めていた右の足首が再び痛み始め、練習ができない日々が続いたと言います。
最初の種目、跳馬では「世界で戦える技」と位置づけ練習を重ねてきた高難度の「チュソビチナ」を見事に決めて、出場選手で2番目となる高得点をマークしました。 最後の種目、ゆかの着地で大きくバランスを崩し、結果は5位と代表内定はなりませんでしたが、競技の後には笑顔も見せました。
そして「本当にこの10年間はよくここまでやったなと思う。10年間トップでいたから、いろいろな思いがあったし、いろいろなこともあった。ここまで日本を引っ張ってこられてよかった。幸せだったなと思うし、本当に楽しかった」と涙とともに充実感をにじませました。
