アメリカの
顧客との
取り引きで
巨額の
損失を
出した
証券最大手の
野村ホールディングスは、
合計の
損失額が3100
億円余りで
確定したことを
明らかにしました。
財務の
健全性に
問題はないとしています。
証券最大手の野村ホールディングスは、アメリカの顧客との取り引きに関連して、ことし3月期の決算で2457億円に上る損失を出しました。
関係者によりますと、この顧客は現地の投資会社の「アルケゴス・キャピタル・マネジメント」だということです。
発表によりますと、野村は、一連の損失処理が終わり、ことし4月から6月までの今年度の第1四半期の決算で、6億ドル、日本円にしておよそ650億円の損失を追加で計上することになりました。
これにより、合計の損失額は3100億円余りで確定したということです。
野村は、財務の健全性には問題はないとしており、大口の投資家に総合的な金融サービスを提供する「プライムブローカレッジ」と呼ばれるビジネスの見直しなど、再発防止に向けてリスク管理態勢を強化する方針です。