日本新闻: 妊娠中に赤ちゃんの病気や障害を指摘された親へ冊子完成

妊娠にんしん中ちゅうに赤あかちゃんの病気びょうきや障害しょうがいを指摘してきされた親おやへ冊子さっし完成かんせい

Nov 13, 2019 06:11

Furigana

おなかの中なかの赤あかちゃんに病気びょうきや障害しょうがいがある可能かのう性せいが指摘してきされた親おやに向むけて、妊娠にんしんの継続けいぞくに関かかわる問題もんだいにどのような準備じゅんびが必要ひつようか、アドバイスや支援しえんの情報じょうほうをまとめた冊子さっしが完成かんせいしました。冊子さっしを作つくったのは、医師いしや障害しょうがいがある子こどもの親おやなどで作つくるＮＰＯえぬぴ-お-法人ほうじん「親子おやこの未来みらいを支ささえる会かい」です。

冊子さっしは１いち冊さつの真ん中まんなかで、妊娠にんしんを継続けいぞくすることを考かんがえている親おやに向むけた「月つき編へん」と、継続けいぞくしないことを考かんがえている親おやに向むけた「星ほし編へん」に分わかれていて、どちらかを推奨すいしょうするものではなく、不安ふあんや葛藤かっとうを抱かかえる親おやが手てに取とり、周まわりの人ひとと一緒いっしょに考かんがえる支ささえにしてほしいと書かかれています。

「月つき編へん」には、赤あかちゃんの病気びょうきをよく知しることが大事だいじだということや自分じぶん自身じしんの心こころと体からだもいたわることが大切たいせつだということ、またきょうだいがいる場合ばあいは分わかる範囲はんいで本当ほんとうのことを伝つたえてあげてほしいと書かかれています。

また「星ほし編へん」には、自分じぶんを責せめたり悲かなしくなったりするが、同おなじ経験けいけんをした家族かぞくや専門せんもん家かに話はなしを聞きくことが支ささえになることや父親ちちおやに向むけて、パートナーへは無理むりにことばをかけず、近ちかくで寄り添よりそい合あってほしいとアドバイスしています。

冊子さっしの作成さくせいに関かかわった産婦人科さんふじんか医いの林はやし伸彦のぶひこさんは「赤あかちゃんの病気びょうきが分わかったら、将来しょうらいのこと、きょうだいのことなど心配しんぱいなことが多おおい。少すこしでも助たすけになるよう妊婦にんぷのかただけでなく、家族かぞくで手てに取とってほしい」と話はなしていました。