Japanese News: アストラゼネカワクチン臨床試験新たな分析結果を発表

アストラゼネカワクチン臨床りんしょう試験しけん新あらたな分析ぶんせき結果けっかを発表はっぴょう

Mar 25, 2021 14:03 3

Furigana

イギリスの製薬せいやく大手おおてアストラゼネカは、新型しんがたコロナウイルスワクチンの臨床りんしょう試験しけんの新あらたな分析ぶんせき結果けっかを発表はっぴょうし、有効ゆうこう性せいが当初とうしょの発表はっぴょうより3ポイント低ひくい76％だったと明あきらかにしました。アストラゼネカは、新型しんがたコロナウイルスのワクチンについて、アメリカなどで行おこなわれた臨床りんしょう試験しけんの暫定ざんてい的てきな結果けっかを今月こんげつ22日にちに発表はっぴょうし、有効ゆうこう性せいを「79％」としていましたが、この分析ぶんせき結果けっかに対にたいし、NIAID＝アメリカ国立こくりつアレルギー感染かんせん症しょう研究所けんきゅうじょは「古ふるいデータが含ふくまれ、有効ゆうこう性せいの評価ひょうかが不完全ふかんぜんな可能かのう性せいがある」と指摘してきしていました。

これを受うけてアストラゼネカは「当初とうしょの発表はっぴょうは先月せんげつ17日にちまでのデータに基もとづいたものだった」として、25日にちに新あらたな分析ぶんせき結果けっかを公表こうひょうしました。

それによりますと、臨床りんしょう試験しけんで確認かくにんされた新型しんがたコロナウイルスの発症はっしょう数すうは190例れいと、当初とうしょの発表はっぴょうより49例れい多おおくなっていて、発症はっしょうを防ふせぐ有効ゆうこう性せいは76％と、3ポイント低ひくい数値すうちになっています。

一方いっぽう、65歳さい以上いじょうについては、発症はっしょうを防ふせぐ有効ゆうこう性せいは85％と、当初とうしょの発表はっぴょうより5ポイント高たかくなっています。

アメリカ政府せいふで新型しんがたコロナウイルス対策たいさくに関かかわる高官こうかんは、24日にちに開ひらかれた会見かいけんで、アストラゼネカのワクチンをめぐる一連いちれんの経緯けいいについて「透明とうめい性せいと信頼しんらいが重要じゅうようだ」としたうえで、アメリカでの使用しよう許可きょかにあたっては、提出ていしゅつされたデータをもとに規制きせい当局とうきょくが審査しんさし、問題もんだいは起おきないという見方みかたを示しめしました。