世界せかい温室効果おんしつこうかガス排出量はいしゅつりょう今年ことし過去最大かこさいだい

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Nov 14, 2024 16:11 3
Furigana
日本报纸

化石燃料かせきねんりょうやすことによる温室効果おんしつこうかガス排出量はいしゅつりょう今年ことし世界せかいで374おくトンたっし、過去最大かこさいだい記録きろく更新こうしんするとの見通みとおあきらかになった。

国際研究こくさいけんきゅうネットワーク、グローバル・カーボン・プロジェクト(GCP)が12にちえいエクセター大学だいがく気候学者きこうがくしゃ、ピエール・フリードリンクスタイン教授きょうじゅらによる研究けんきゅう報告書ほうこくしょ公開こうかいした。この報告書ほうこくしょは、アゼルバイジャンの首都しゅとバクーで開催かいさいされている国連気候変動会議こくれんきこうへんどうかいぎ(COP29)にわせて発表はっぴょうされた。

報告書ほうこくしょによると、今年ことし排出量はいしゅつりょう昨年さくねんを0.8%上回うわまわ石炭せきたん石油せきゆ天然てんねんガス使用しようそれぞれ排出はいしゅつされたりょうは、すべて増加ぞうかする見通みとおだ。

化石燃料かせきねんりょう使用以外しよういがい森林破壊しんりんはかいなど原因げんいんふくめた総排出量そうはいしゅつりょうも、深刻しんこくかんばつ火災かさい影響えいきょうでさらに増加ぞうかし、昨年さくねんの406おくトンから416おくトンにえるとみられる。

国連こくれん先月発表せんげつはっぴょうした報告書ほうこくしょは、世界せかい排出量はいしゅつりょう次第しだい頭打あたまうとなり、今年ことし減少げんしょうてんじる可能性かのうせいあるとの期待きたいしめしていた。

だがフリードリンクスタイン教授きょうじゅは、「化石燃料かせきねんりょう燃焼ねんしょうがピークをえた兆候ちょうこうはみられない」と指摘してきする。

気候変動対策きこうへんどうたいさく国際こくさいルール「パリ協定きょうてい」の目標もくひょう沿って世界せかい平均気温へいきんきおん上昇幅じょうしょうはばを1.5までにおさえるためには、2030ねんまでに温室効果おんしつこうかガス排出量はいしゅつりょうほぼ半減はんげんさせる必要ひつようあるだがGCPの報告書ほうこくしょによると、排出はいしゅつこのままつづいた場合ばあい、6年後ねんご上昇幅じょうしょうはば常時じょうじ1.5える事態じたいなる確率かくりつは50%とかんがえられる。

大気中たいきちゅう二酸化炭素にさんかたんそ(CO2)を除去じょきょする技術ぎじゅつ期待きたいするこえもあるが、現時点げんじてん除去じょきょされているりょうは、化石燃料かせきねんりょうによる排出量全体はいしゅつりょうぜんたい百万分ひゃくまんふん一程度いちていどにすぎないという。

同教授どうきょうじゅは「時間切じかんぎせまっている」と警告けいこくし、「COP29にあつまった世界せかい首脳しゅのうらは、化石燃料かせきねんりょうによる排出はいしゅつ迅速じんそく大幅おおはば削減さくげん実現じつげんする必要ひつようある」とうったえた。

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