トランプ次期大統領は15日、新政権におけるホワイトハウスの報道官にキャロライン・レビット氏を起用すると明らかにしました。
レビット氏は大統領選挙でトランプ陣営の広報を担当していた27歳の女性で、アメリカメディアによりますと史上最年少の報道官となるということです。
トランプ氏は新政権の重要ポストの人事を次々と発表していますが、このうち国防長官への起用が発表された元軍人のヘグセス氏について複数のメディアが過去に性的暴行の訴えで警察の捜査を受けていたと報じています。
また、司法長官への起用が発表されたゲーツ前下院議員は未成年の女性に金銭を支払って性的な関係を持った疑いなどで当局の捜査を受けたことがあります。
いずれも疑惑を否定していますが、2人はこれまでトランプ氏を支持する姿勢を鮮明にしてきたことから、アメリカメディアは、トランプ氏が重要ポストを自身に近い人物で固めようとしているとして、人選を疑問視する見方も広がっています。
イラン側 “マスク氏がイラン国連大使と会談”米報道を否定
トランプ次期大統領はみずからの政権で実業家のイーロン・マスク氏を起用すると発表していますが、マスク氏がイランの国連大使と会談したとするアメリカのメディアの報道をイラン側は否定しました。
イランの国営通信は16日、外務省のバガイ報道官がこの会談が行われたことを強く否定し、アメリカのメディアがこのニュースを大きく取り上げたことに驚いていると伝えました。
アメリカの有力紙、ニューヨーク・タイムズは、マスク氏とイランのイラバニ国連大使が11日に会談し、両国の緊張を緩和する方法について話し合ったと報じていました。