「蹴まり」はまりを蹴る遊びです。7世紀に中国から伝わって、貴族たちが遊びました。
世界遺産になっている京都の下鴨神社では、昔のように「蹴まり」をして健康を祈る「蹴まりはじめ」を毎年1月4日に行っています。
ことしも4日に「蹴まりはじめ」を行いました。きれいな色の着物を着た8人が円を作って、「アリ」「ヤア」「オウ」と言いながら、まりを蹴りました。1人が鹿の皮でできた直径約20cmのまりを蹴って上に上げると、そのまりを別の人がまた蹴って上げて、遊びを続けていきます。まりを落とさないで遊びが続くと、見ていた大勢の人たちは拍手をしました。
北海道から来た女性は「初めて見ましたが、着物もきれいで神社と合っていました」と話していました。