理化学研究所の研究チームが「ROBEAR(ロベア)」という新しいロボットを発表しました。
「ROBEAR」は、寝ている人をベッドから持ち上げて車いすに乗せたり、座っている人が立ち上がるのを手伝ったりすることができます。体が不自由な人などを介護するために役に立ちます。
ロボットは、背の高さが1m50cmで、重さは140kgです。ゴムで作った人の皮膚のようなセンサーが付いているため、柔らかく動くことができます。80kgの人を持ち上げることもできます。
研究チームは「介護の仕事では、1日に40回以上人を持ち上げることもあるため、腰が痛くなる人も多いです。ロボットをもっと軽くしたり操作を簡単にしたりして、介護の仕事で使うことができるようにしたいです」と話しています。